ヨーロッパ宇宙機関の彗星探査機“ロゼッタ”が、目標天体チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星を撮影し、
2つの塊がくっついたような形状が明らかになりました。
“ロゼッタ”は8月に彗星に到着し、いよいよ探査が開始になる予定なんですねー
彗星は7月14日に撮影されていて、
2つの部分に分かた姿は、お風呂に浮かべるアヒルのおもちゃを思わせるものでした。
2つの塊がくっついたような“接触連星”型は、
彗星や小惑星によく見られるもので、
探査機“はやぶさ”が観測した小惑星イトカワなどでおなじみの姿です。
イトカワの場合は、2つの部分の密度が異なるという研究成果も発表されていて、
そこから「2つの天体が衝突合体したもの」という見方が有力になりました。
ただ、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星については、
これから詳しいことが分かってくるので、さまざまな可能性が考えられるんですねー
可能性としては、
イトカワと同様に2つの天体の合体によるもの、
もとから1つの天体だったが、大型天体の強い重力による潮汐作用で変形した、
あるいは激しい天体衝突や、物質揮発やアウトバーストなどの彗星活動がきっかけで非対称に崩れた、というものが考えられます。
8月6日のランデブーに向けて、さらに近づくと見えてくる詳しい形状データは、
まず、探査機の軌道や着陸場所の検討に役立てられます。
そして、無事観測探査が進めば、
チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の形成過程を知る、
多くの手がかりが得られることになるんですねー
2つの塊がくっついたような形状が明らかになりました。
“ロゼッタ”は8月に彗星に到着し、いよいよ探査が開始になる予定なんですねー
チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星。 1万2000キロの距離から20分ごとに 撮影した36枚の画像から作成。 |
2つの部分に分かた姿は、お風呂に浮かべるアヒルのおもちゃを思わせるものでした。
2つの塊がくっついたような“接触連星”型は、
彗星や小惑星によく見られるもので、
探査機“はやぶさ”が観測した小惑星イトカワなどでおなじみの姿です。
イトカワの場合は、2つの部分の密度が異なるという研究成果も発表されていて、
そこから「2つの天体が衝突合体したもの」という見方が有力になりました。
ただ、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星については、
これから詳しいことが分かってくるので、さまざまな可能性が考えられるんですねー
可能性としては、
イトカワと同様に2つの天体の合体によるもの、
もとから1つの天体だったが、大型天体の強い重力による潮汐作用で変形した、
あるいは激しい天体衝突や、物質揮発やアウトバーストなどの彗星活動がきっかけで非対称に崩れた、というものが考えられます。
8月6日のランデブーに向けて、さらに近づくと見えてくる詳しい形状データは、
まず、探査機の軌道や着陸場所の検討に役立てられます。
そして、無事観測探査が進めば、
チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の形成過程を知る、
多くの手がかりが得られることになるんですねー