--このエントリーはようやく落ち着いた1ヶ月後に、当時の日付で書いている--
大手術から一日たち、麻酔からは醒めたものの、生理食塩水、抗生物質、消炎剤、鎮痛剤
などを点滴され、尿管も繋がれているので、ベッドから離れることは出来ない。しかし、毎時
定量滴下される鎮痛剤=麻薬のおかげで、300mmを切開する大手術というのに、あまり
痛みは感じない。
事故後ずっと風呂に入って居ないので、若い看護婦さんに、全身裸にされ、体を拭って貰
う。行った経験はないが、何かソープ×ン× にでも行ったような気分だ。
さらに麻薬のおかげて、短い睡眠の間に、色々な、どちらかというと幸せな短い夢を幾つも
見られる。
これなら、入院も良いかも? なんて思ったが、先に塗炭の苦しみが待っていようとは、この
時は知る由も無かったのであった。