2/27㈪お手軽登山の候補地として以前から考えていたものの、熊が怖くてためらっていた鳴雷山(なるかみやま)に登ってみることにした。春がそこまで来ているとは言え、まだ山は冬、熊もまだ冬眠から覚めておらず、この時期なら大丈夫だろうという目論見である。
床尾公民館前の貯水池脇に車を停めて、ここから出発。
登るのは真ん中のポッコリ膨れているピーク、鳴雷山。
まだ雪の少し残る林道。融けてベチャベチャの道だと嫌だが、幸いにして北斜面で半凍結、霜柱を踏みながら登る。
狭い山道を想定していたのだが、明らかに重機を使って作られた、傾斜を緩やかにジクザグに登っていく林道。
こんな凍てついた斜面でも緑を保っているオシダの群生。
斜面を抜け、稜線に辿り着いたので、展望を期待するのだが、雪を頂いた山々は木々の間から時折顔を出すだけである。
天保14年=1843年の銘がある砥石地蔵。この辺りで昔は砥石を掘り、里で売っていたらしい。台座の石は砥石の原料。
稜線をもう一登りして、着きました、標高1092m、鳴雷山神社。
霧訪山よりも穂高連峰に近く、松本平を一望にできる地点なのに、残念ながら木々に阻まれて良い眺望は望めない。わずかに木漏れ日の当たる地点でお湯を沸かし、昼食とする。
登ったのはこんなコース。展望点を探して横道にそれた下りの記事はまた明日UP予定。