メカニカルの組立は完了したので、電気、計装系の組立へ。
最初は速度センサーの組立。早速後輪に付けるセンサーの高さが高すぎて、スポークに当たってしまう。

速度センサーの取付台を取り外し、センサー本体のコイル等が無い位置にインシュロックが通せる穴を開ける。有線式のサイコンを使っていた時、センサーのズレやインシュロック締め付けによる断線などを経験してるので、センサーのケーブル出口はホットメルトで補強し、2本目のインシュロックが掛かる位置にはUV硬化樹脂でインシュロックのズレ止めのポッチを付けて置く。ケーブルをインシュロックで締め付ける位置にはケーブルカバーを設け、ケーブルを強く圧迫しないようにする。(手前は改造前センサー、奥が改造後)

ガッチリ速度検出センサーが取り付けられた。これなら電アシの不良の一大原因、速度検出不良がおこりにくいだろう。

コントロールパネルVLCD5の取付と配線。最初どのケーブルをどこに接続すれば良いかわからずにマゴマゴ。何しろ、英語はおろか、中国語の取説も製品には付属していないのだから、トウシロには大変。ネットで調べて問題は解決。コントローラー取付金具の内径が合わないのは、手持ちのブシュとゴム板を使って解決。ドライブモーターTSDZ2周りの配線余長の取り回し処理に工夫が必要。

アシストモード、ライト、情報切り替えのスイッチ取付ブラケットも小径のハンドル用で太いハンドルには合わないので、トタン板で自作し上図のように取り付けられた。

これで電装系も組立完了。36Vバッテリーと接続して、恐る恐るスイッチONにする。
煙、閃光、発熱、、、、はなにも起こらず、システムに異常はなさそう。
組み上がったGreat Journey改=Great ジジチャリは、右側から見れば、35Cの太いタイヤも相まって、大きな魔法瓶を取り付けた鈍重そうなツアー車かグラベルロードにしか見えない。重量を計ってみると18.5kgとベンチマークしているヤマハのYPJ-ERよりも1kg軽い。

左側から見ると、さすがにドライブモーターTSDZ2がフレームの下に吊下げられているので、知っている人から見れば電動アシスト自転車だと気付かれるかもしれないが、一般の人には電動アシストと思わないのではないのだろうか?

自宅周辺の坂道を上り下りして、アシストの動作を確かめる。トルクセンサー内蔵のドライブモーターなので、カクカク感もなく、自然なアシスト感でゼロ発進の強力アシスト有りから24km/h超のアシスト無し走行までスムーズに移行する。
興奮してもっと色々確かめたいが、午後も遅くなったので、お楽しみはまた明日の試乗まで延ばすことにした。
------------------------------------------------------------
参考:ネットで拾ったコントローラーVLCD5の取説
------------------------------------------------------------
試乗結果を楽しみにしています。
心配なのは信頼性と電池ですね。電池はタイマーと鉄箱内での充電で当面運用の予定。
70を過ぎて、心拍数をあまり上げず、健康の為の運動が不健康を招かないよう、電チャリで楽しもうと思ってます。