そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

ヤブガラシの花を求めて

2007年07月27日 | 6~8月の草木
藪が枯れるほどはびこるのでヤブガラシ、またはヤブカラシと名が付いたようですね。
夏に元気なつる性の植物で、こんな姿で絡み付いて、花をつけています。

別名をビンボウカズラとも。これに絡まれると大事な植物が枯れてしまうので、その家は貧乏になるからですって・・・


さてさて
つぼみの群れの中にポツポツとオレンジやピンク色の丸いものが見えるでしょう?
これがお花です・・・と私は思い込んでいたのですが、実は花びらが落ちた後の姿だったと知って、大ショック!!



ある日、図鑑を見ていたら、これが花だという写真が載っていたのですよ。(この写真は私が写したものです)
花の大きさは5ミリくらいです。
ヤブガラシの花の姿

こんなグリーンの花びらなんて、やめて欲しいですね(笑)

午前中は花弁が付いていて、午後には落ちると書いてあったので、10時半頃に行って見ました。

でも、早くもこんな形になっていて、がっかり。
散る寸前のようです。



次の日もダメで、3日目は家族が早く出て行ったので、8時半くらいに行くことが出来ました。

そしたら、やっと2枚目の写真のような花と会うことができました。
でも、さがしまわってやっと見つかったくらいで、数は多くありません。

2枚目のは咲き始めで、開ききるとこうなります。



香りは強くないのですが、なぜかたくさんの昆虫たちがやってきます。
図鑑にも「ハチが多いので、撮影時は要注意」と書かれていました。

何故そんなに昆虫に好まれるのでしょう?
不思議ですね・・・

まずは、ハチです。



こちらはガの仲間のブドウトリバ。

ガの仲間とは思えない、ユニークな形ですね?
小さいので、ゴミがくっついて風で揺れているのかと思ってしまいます。


他にもたくさんの種類の昆虫がやってくるので、クモも何種類かそっと隠れて、その昆虫たちを狙っているようでした。

これはハナグモだと思いますが、つぼみと見分けがつきません!
これじゃあ、昆虫たちもだまされますね。

私ももう少しで見落とすところでした。


どうしてこんなに虫たちがやってくるのだろう?
もしかすると、よっぼど甘い蜜があるのかな?

そうです!
3枚目の写真を、もう一度ごらんください。
蜜が盛り上がっているじゃないですか!

虫の気分になって、そっとなめて見ました。
甘いっ!!(爆)

そうですね~ ちょうどツツジの蜜のような感じの味でした。
コメント (21)
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