そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

三日月って、一ヶ月に一度しか見れなかった!

2010年06月25日 | 月のある風景
お月さまは、一ヶ月の間に肥ったり痩せたり、姿を変えていきますね。
このカレンダーは、その様子を見せてくれて、他にも旧暦の色々なことが解る、とても盛りだくさんな内容なんです。

黒い大きな数字は、普通の太陽暦のカレンダーです。
その数字の下に、旧暦の日にちや、夏至など二十四節季のこと、日の出時間、月齢、○○記念日といったことなどが書き込まれています。
とても便利なんです!


あなたもご存知のように、お月さまは闇夜から段々に肥り初めて、2週間ほどで満月になります。
そして、また少しずつ痩せ始めて2週間くらいすると、新月で光をなくしますね。

それが手に取るように解るすてきなカレンダー、ちょっと部分を拡大してみましょう。

新月を挟んで、その前と、その後の月の姿が良くわかるでしょう?



ところで、私は、このカレンダーを見るまでは知らなかったのですが・・・
「三日月」という呼び名の月は、一ヶ月に一度しかなかったのです。


一ヶ月の間にはもう一度、同じような細い月が見られますが、それは旧暦の28日前後の頃です。
そして、なんと、なんと、
その頃の月の姿は、三日月の時とは反対向きなんです!!
ほらね!!

上の段はカレンダーの写真で比較。下の段は実際のお月さまです。

月の向きの他にも、もう一つの決定的な違いがあって三日月は夕方早くの空に見えて、夜早くに沈んでいきますが、反対向きの細い月は、夜遅くに登ってきて朝の空にも見えています

因みに、写真左の青空に浮かぶ三日月は夕方19時過ぎに、右は朝7時の朝焼け雲の中にあるのを写しています。

私はこのことを知るまでは、この二つをどちらも三日月と呼んでいましたが、実は違うものだったのですね~
名前で呼ぶなら<三日月と、例えば二十八日月>というわけです。


そんなこと、どうでもいいやん!と思いますか?
私はなんだか新しい発見をしたみたいで、とても嬉しくなったのですが・・・






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コメント (18)
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