そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

野に咲く花4・タチイヌノフグリ

2018年03月02日 | 野に咲く花
ゴマノハグサ科クワガタソ属の2年草、つまり有名なオオイヌノフグリの仲間です。

タチイヌノフグリ
これも至って小さな花なので(3ミリくらい)ご存じない方も多いかも?
それに、
こちゃこちゃとひしめきあって生えている葉の間に埋もれるように、小さな花をつけます。(上の写真)
それでなくても小さな花なのに、葉に埋もれて咲くので、よけいに見つかりにくいのです。

たまに、ピンクの花をつけることがあり

私は、見つけたときに「あ、新種?!」なんてぬか喜びしたものでした

茎は、名前通りに立ち上がります。
ほぼ10センチくらいですが、場所によっては20センチまでは伸びるようです。

実は仲間と同じような形ですが、やや平たいハート型です。

花のわりには大きいですネ。

今までに登場した草の実を比べて見ると

左から
オオイヌノフグリの実・イヌノフグリの実(その横にオオイヌノフグリの花つきの茎)・タチイヌノフグリの実
です。
イヌノフグリが特徴を捉えていない実の形にうつっているので、すごく解るのを載せておきます。

大きく写していますが、4種類の中で一番ワンチャンのそれっぽいでしょう?

余談ですが、多田多恵子さんの『種子(タネ)たちの(NHK出版)のオオイヌノフグリの説明の中に「ふぐり」とは・・・という解説があり、なんとワンチャンの可愛い後ろ姿の挿絵があります。
そして、<たまたま>の所に丸印が付いていてます!
おまけにそのワンチャンが、小さくシッポを振っているマークまであるのには爆笑でした!
多田さんのご本は、こうしていつも愉快です。大好き!!


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コメント (2)
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