そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

野に咲く小さな花40・オオバコ&ヘラオオバコ

2018年06月24日 | 野に咲く花
踏まれても、踏まれても、絶対に枯れることなく元気に大きくなって花を咲かせるオオバコやヘラオオバコ。
ともに<オオバコ科オオバコ属>の仲間です。
生命力がおおせいな植物ですね。

オオバコは、やや卵形の楕円形の、ちょっと波打ったような感じの葉っぱが特徴です。多年草です。
葉が若い頃には天ぷらにすると美味しいですね!
そして、漢方薬ではタネを「車前子」と呼んで咳止めや去痰薬に用いられています。

花の様子は




写真のように白と薄いピンクがあります。


もう一つの<ヘラオオバコ>は外来種で、江戸時代末期にヨーロッパから何かのタネに混じって入ってきたそうです。
こちらも繁殖力が旺盛で、外来生物法の要注意種に指定されています。

こちらは葉っぱはやや細長く、一年草です。

花(?)の様子です。



オオバコもヘラオオバコも、花も実もタネもよく似ていると思います。

これってオシベなんでしょうか?
どうも図鑑の説明を見ても、よく判りません??(コメント欄に、小坊主さんが、オシベだと教えてくださいましたが・・・複雑に変化する花のようなので、観察は難しそうです!)

実とタネです。



青い四角は5ミリ四方です。

良く熟すと鞘がわれてタネが飛び出します。
全体がコーティングされているのが、雨に濡れるとネバネバ状になり、車のタイヤや人間の靴の裏にくっついて散布される仕組みになっているそうです。(『身近な草木の実とタネ ハンドブック』多田多恵子・文一総合出版)




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コメント (6)
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