そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

野に咲く花8・ノハラムラサキ

2018年03月12日 | 野に咲く花
ノハラムラサキこれも私が大好きな花です!

今は「野原」なんて、まず見ることが出来なくなりましたが、昔は子供の草野球や鬼ごっこなどに活用される遊び場でしたよね。
そんな野原にたくさん生えていたんだろうと思います。

今はバス停の横や公園の木の根っこの辺りに、ひっそりと咲いています。


ムラサキ科ワスレナグサ属ヨーロッパ原産で
エゾムラサキ・ワスレナグサなどの仲間です。

あまり有名ではないのか、私の持っている図鑑には載っていません。

背が高くなります。
でも花は小さいです。

キュウリグサと大きさ比べをしてみましたが、一回り大きいかもですが、ほとんど同じくらいですよね。
左がノハラムラサキです。


此処に引っ越してからも一度だけ見かけていますので、あなたのお近くにも、もしかしたら咲いているかも?




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静かに過したい一日です

2018年03月11日 | どんぐり屋のつぶやき
またこの日が巡って来ました

あの時に知り合った方々は お元気なのでしょうか

絵本やおもちゃを貰ってくれた子供たちも

もう卒業式を迎えたかしら

何もかも流されたけど 命だけは助かって

とおっしゃっていたお母さん 

あのおひな様を今年も飾っていただけたでしょうか

ゼロからの再スタートとおっしゃっていたココアの好きな美容師さん

新しくなった美容院で 頑張っていらっしゃるのでしょうね


そして一番気にかかっているのは

体調を崩していながら 被災地へ応援に行かれた

若い看護師さん

あれからお話が出来なくなって

もう7年になるのですね

尋ね人にも投稿してみましたが

再会は出来ませんでしたね

お元気に過されているのなら良いのですが・・・


関西でも大きな地震がひそひそと近づいているといわれる昨今
一通りの備えはしていますが、命だけは自分の力ではどうにもなりません。

毎日、その日が無事であったことに感謝して、そしてまた人々の明日の平穏を祈って床についています。


いまだ行方不明の方々も一日も早く見つかりますように・・・





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野に咲く小さな花7・ハナイバナ

2018年03月09日 | 野に咲く花
ちょっと変わった名前のハナイバナ キュウリグサの仲間で、ムラサキ科ハナイバナ属です。

花の茎が短くて、茎の先の方につく花が葉と葉の間に咲くので<葉 内 花>粋な名前です!

花の形も大きさも、キュウリグサによく似ていますが、花の真ん中部分が、キュウリグサは黄色ですが、ハナイバナは白いんです。



オオキサ比べをしてみましたが、ほとんど同じようでしょ?
左がハナイバナです。

そして、つぼみの付き方も、キュウリグサはサソリ型でしたがハナイバナはそんな形は作りません。
最初の写真を見てくださいね。

一生懸命に探しましたがなかなか見つかりませんでした・・・





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野に咲く花6・キュウリグサ

2018年03月07日 | 野に咲く花
早い所ではもう咲いているでしょう?
ワスレナグサの仲間の小さな青い花!キュウリグサ

ムラサキ科キュウリグサ属の2年草。
花の大きさは2~3ミリ。
草丈は15センチ~数10センチだったりします。

葉をもむと、キュウリに似た匂いがするので、こんな名前が。

葉柄が長く、先の方に付く葉は丸っぽいのでスプーンみたいです。


つぼみは「サソリ形花序」といって、丸く巻いています。サソリのしっぽみたいでしょ?

花が咲く前には伸びてきて、一本の茎にいくつもの花が咲きます。

花は水色で、中心部は黄色っぽいのが特徴ですが咲いてから時間が経つと白っぽくなることもあります。


このキュウリグサ、何だかイレギュラーな花が多くて・・・

こんなにまとまって咲いていたり


花冠(花びらに見えている部分で、全部つながっているものをこう呼びます)がたくさんあったり


花冠の先端が、桜の花びらみたいに切れ込みが入っていたり


二つの花冠がつながっていたり


などなどを見たことがあります。

トップの写真も雨上がりですが、こんな姿もありました。



では今日はこの辺で・・・






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野に咲く小さな花5・ムシクサ

2018年03月06日 | 野に咲く花
先日から続いた<ゴマノハグサ科クワガタソウ属の花も、私が自分で映した写真があるのは今日のムシクサまでです。

ムシクサって聞き慣れない名前でしょうか?
上の写真の左上のがそれです。

たまにゾウムシの仲間の幼虫が入り込んで、子房が舞う句膨らむことがあるので、こんな名前が付いたのだそうです。

これは一年草のようです。
葉っぱも細長く、花の形も、今までの種類とはちょっと違っています。
実は私も知ったのは、大阪府枚方市に引っ越してからの事でした。

古い図鑑では、少し湿った場所に生えると書かれていますが、最近ではアスファルトの隙間などにも生えているそうです。
そして、それはもしかすると、今までのものとは違う新しい帰化植物のムシクサではないかと、岩槻秀明さんの図鑑(『街でよく見かける 雑草や野草がよーくわかる本』秀和システム刊)に書かれています。

昆虫の世界でも、今までになかった種類のものが次々と発見されていますから、植物もきっと新種がふえているでしょうね。


それでは次回からは、違う種類のものをお見せしていきます。お楽しみに!





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野に咲く花4・タチイヌノフグリ

2018年03月02日 | 野に咲く花
ゴマノハグサ科クワガタソ属の2年草、つまり有名なオオイヌノフグリの仲間です。

タチイヌノフグリ
これも至って小さな花なので(3ミリくらい)ご存じない方も多いかも?
それに、
こちゃこちゃとひしめきあって生えている葉の間に埋もれるように、小さな花をつけます。(上の写真)
それでなくても小さな花なのに、葉に埋もれて咲くので、よけいに見つかりにくいのです。

たまに、ピンクの花をつけることがあり

私は、見つけたときに「あ、新種?!」なんてぬか喜びしたものでした

茎は、名前通りに立ち上がります。
ほぼ10センチくらいですが、場所によっては20センチまでは伸びるようです。

実は仲間と同じような形ですが、やや平たいハート型です。

花のわりには大きいですネ。

今までに登場した草の実を比べて見ると

左から
オオイヌノフグリの実・イヌノフグリの実(その横にオオイヌノフグリの花つきの茎)・タチイヌノフグリの実
です。
イヌノフグリが特徴を捉えていない実の形にうつっているので、すごく解るのを載せておきます。

大きく写していますが、4種類の中で一番ワンチャンのそれっぽいでしょう?

余談ですが、多田多恵子さんの『種子(タネ)たちの(NHK出版)のオオイヌノフグリの説明の中に「ふぐり」とは・・・という解説があり、なんとワンチャンの可愛い後ろ姿の挿絵があります。
そして、<たまたま>の所に丸印が付いていてます!
おまけにそのワンチャンが、小さくシッポを振っているマークまであるのには爆笑でした!
多田さんのご本は、こうしていつも愉快です。大好き!!


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