1月19日の妻女山陣場平。第四次川中島の戦いで上杉謙信が本陣を置いた場所。私達が保全活動を続けている貝母(ばいも・編笠百合)の群生地があります。積雪はなく地面は凍っています。恐らく2月には上雪が降るでしょう。すると地面の凍結が解け貝母が芽吹く準備が整います。2月中旬ごろに芽吹くと予想しています。見頃は4月5〜20日頃になるでしょう。当ブログで開花状況をお知らせします。里山の群生地は日本でここだけです。満開の様子は左のバックナンバーから昨年の4月をクリックしてご覧ください。
「手羽元と大根の中華煮」。手羽元と大根は油で炒め焼き目をつけます。中華出汁、鶏がら出汁、牡蠣ソース、臭豆腐、本味醂、紹興酒、水で煮込みます。ニンニク、生姜、八角、干し椎茸を入れて。臭豆腐は、かなりの中華通でもあれは臭くて駄目という人も。しかし、調味料として使うと臭みもなく深い味が加わるのです。加えて希少な酪酸菌が含まれています。ラーメン、野菜炒め、麻婆豆腐などにもおすすめ。スープが非常に美味。これを使って炊き込みご飯も。
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三が日以来の晴れ。今年初めて妻女山展望台へ。北アルプスには稜線に雲がかかっていました。ちょうど顔見知りの方が、桜の木の皮を求めて来ていたので、しばらく話し込みました。北アは展望台でもかなり待ってみたのですが、なかなか山頂を見せてくれません。この冬は日本海の水温が高いため雪雲の発生が多く、北陸に大量の雪を降らせた雪雲の残りが飛んでくるので、昨年の様などピーカンの晴天が一日もありません。
山頂付近が雪雲に隠れている土豪の仁科氏に由来する仁科三山の爺ヶ岳(2670m)。爺ヶ岳は古くから里人に親しまれた山なので別名がたくさんあります。栂山・栂谷ノ峯・後立山・五六ヶ岳・爺岳・爺子岳など。南峰と本峰の間の白沢の上部には、春に種蒔きをする老爺の雪形が見られ、山名の由来となりました。
左端が爺ヶ岳。鹿島槍ヶ岳や白馬三山は結局姿が見られませんでした。中央に茶臼山。その右奥に虫倉山。右へ陣場平山。右奥に戸隠西岳。
拙書でも紹介の虫倉山(1378m)。そこで虫というのは古代は蛇(龍)のことであるとか、松代藩の領地で尊崇されていたということを記しています。本では不動滝に生息するハコネサンショウウオの写真も載せています。神城断層地震で山頂の4割が崩落してしまいました。手前は茶臼山。
右に目をやると富士ノ塔山。山頂は滋野御三家の流れをくむ土豪小田切氏の砦だった様です。
別名を戸隠富士と呼ばれる高妻山(2,353m)。奥には乙妻山。手前に戸隠連峰。一番手前は富士ノ塔山の尾根。
戸隠連峰の西岳の山並み。手前は長野市の七二会。ここから西へ小川村までトラバースする見晴らしのいい道路があり、サイクリストに人気です。
戸隠連峰と飯縄山。ご覧の通り善光寺平には積雪がありません。おそらく南岸低気圧で上雪が降るまで積雪はないかも知れません。ただ朝晩は道路は凍結しています。
善光寺方面。駅前に100mのビルを建てる計画があるそうですが、長野にタワマンは不似合いです。善光寺さんが目障りだと怒るでしょう。信大の若者に意見を聞いたらいいと思います。
西北に拙書でも紹介の高社山。親しみを込めてたかやしろと呼びます。その美しい山容から高井富士とも。麓にはブドウ畑やリンゴ畑が広がっています。
右奥には苗場山や笠ヶ岳、志賀高原。右手前の崖がみえるのは金井山。金井山城跡があります。
東方には根子岳(2207m)と四阿山(2354m)。真田の修験の山で、山頂には麓の山家神社の奥宮が二つあります。麓の神社には、真田幸隆が奉納した奥宮の漆塗りの扉が現存します。拙書では四阿山と真田の関係を詳細に記しています。菅平牧場から四阿山、根子岳をまわるループコースは拙書でも紹介していますが、大人気です。
一番右手前は象山と左に離山。右奥に皆神山。奥に立石山。手前左の麓は松代の城下町。どピーカンになったら茶臼山へ北アルプスの撮影に行く予定です。
「野沢菜炒めのおやき」暖冬だったので野沢菜漬けの乳酸発酵が進みました。野沢菜漬け、大根、人参、鶏ひき肉を胡麻油で炒めて、鰹出汁顆粒、昆布出汁顆粒、本味醂、牡蠣ソース、臭豆腐、手作り信州糀味噌で味付け。皮は伊賀筑後オレゴンにとろろ、卵、炒り粉で。直径26センチの挟みおやき。
「牡蠣と松代一本葱のおやき」生地は伊賀筑後オレゴンにとろろ、卵、炒り粉、手作り信州糀味噌、牡蠣ソース、あご出汁と水。長ネギは輪切り。胡麻油を敷いて生地を流し入れたら葱と牡蠣をのせ、フタをして中弱火で6分焼く。ひっくり返して4分焼いたらできあがり。味はついているけど、お好み焼きソースやマヨネーズをつけても美味しい。
「小田巻き蒸し』大阪は船場の伝統料理。うどん入りの茶碗蒸しです。「苧環蒸し」とも。丼の底で渦を巻くうどんの様子が、紡いだ麻糸を玉のように巻いた苧環(おだまき)に似ていることから「おだまき蒸し」の名がついたといわれています。具は、モンゴイカ、小エビ、アサリ、カニカマ、小松菜、うどん。出汁は、アゴ、昆布、鰹、本味醂、薄口醤油。材料は丁寧に下ごしらえしておくのがコツ。具材が多いので空気の泡ができるのは愛嬌。卵は1個につき出汁汁1カップ。ズワイガニでやったら豪華。
■「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)
引き続き『アマゾンひとり旅』を順次掲載中。■ブラジル料理を4回に渡って掲載中。■モリモリキッズ・スペシャル をクリック!!!
■ 「村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」というムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログは世界中からアクセスがあります。この文章をクリックで見られます。ロンドンに5週間住んでいて、Queenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話。70年代の美大生の赤裸々な日々が見られます。
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