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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

奇妙山は奇妙どころか真っ当な花の山でした!(妻女山里山通信)

2009-05-05 | アウトドア・ネイチャーフォト
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 松代城跡から東を見るとドーンとそびえているのが奇妙山です。その左手前には、巨大な海坊主のようにそびえる尼巌山が。両山とも最近トレッキングコースが整備されました。尼巌山山頂には、東条氏の山城跡があり、これは結構有名ですが、奇妙山山頂にも古い山城跡があります。東山城跡、或いは清滝城跡などと呼ばれ、鎌倉時代辺りの築城といわれています。山頂には、国常立尊、蠶養神、大日靈尊などの石碑があり、信仰の山であったこともわかります。

 昨秋に続きN氏との山行。尼巌山-奇妙山と縦走するのがおすすめですが、前日に茶臼山トレッキングで暑さにやられ、その上首のヘルニアの具合が悪く、手に痺れがあるため縦走は無理ということで、花を撮影しながらののんびり山歩きにさせてもらいました。

 ちょうど初夏の花が咲き始めたところで、イカリソウ、ムラサキケマン、ヤマブキ、コブシ、ホタルカズラ、ヤエザクラ、ウワミズザクラ、アカフタチツボスミレ、クルマバソウ、マムシグサなどが見られました。

 下山後は、信濃三十三番札所十一番清滝観音堂に、小学校の遠足以来の訪問。こんなに大きな滝だったかなあと記憶を辿りましたが、思いだしたのは清滝までの長く苦しい坂道だけ。昔の遠足は、本当によく歩きましたね。ここの柱状節理の清滝は一見の価値があります。その後、滝本の集落を越えて林道を上がり清滝と奇妙山が正面に見える場所へ。なかなかの眺めでした。

 切れ落ちた崖が足元にあったり、急登もありますが、手軽に登れるいい山だと思いました。高見岩では鹿島槍ヶ岳や白馬三山、鏡台山から斎場山までの戸神山脈、眼下の皆神山などが。山頂からは高妻山、戸隠連峰、黒姫山、飯縄山などが一望できます。

★このトレッキングは、フォトドキュメントの手法で綴るトレッキング・フォトレポート【MORI MORI KIDS(低山トレッキング・フォトレポート)】にアップします。ご高覧ください。尼巌山は、1月8日のルポがアップされています。
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