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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

妻女山春霞。東京国立博物館『日本書紀成立1300年 特別展 出雲と大和』

2020-02-23 | 展覧会・イベント・コンサート
 週末は、来週末に松代の旧樋口家で行う講演会の準備をしました。その前に買い物へ。最高気温が14度と2月とは思えない暖かな日でした。

 妻女山(旧赤坂山)展望台から望む松代方面。松代の向こう、東条の山麓には春霞がかかっています。左は奇妙山。右の30mの崖を登るコースも拙書では紹介しています。奥には根子岳と四阿山。積雪が少ないですね。
 手前のソメイヨシノの冬芽も少しずつ膨らんできました。今年の開花予想は3月25日。なんということでしょう。もしかしたら杏、桜、桃がほぼ同時に咲いてしまうかもしれません。

(左)妻女山の麓にある会津比売神社。祭神は大国主命のひ孫にあたる会津比売命。全国でただこの地に一社だけという出雲系の貴重な神社です。初代科野國造の妻と言い伝えられています。(右)妻女山展望台後背に鎮座する妻女山松代招魂社。戊辰戦争以降の戦没者を祀る神社で、松代藩が建立しました。真田氏も大彦命を祖とする滋野一族の仲間なので、大和や出雲とも深い関係があります。

(左)実は今週末の日曜は、上京して東京国立博物館へ『日本書紀成立1300年 特別展 出雲と大和』を観に行く予定でした。しかし、新型コロナウイルスの蔓延で断念。すでに10万人の来場者だとか。残念です。そこで図録をネットで買い求めました。(右)A4変形で厚さ24ミリの豪華なものです。パンフレットを見るだけでワクワクします。

(左)鎌倉時代の出雲大社の復元模型。(右)もの凄く太い三本の柱で本殿を支えていました。

(左)鎌倉時代の出雲大社。(右)祭祀に使われたという銅鉾と銅鐸。実際の戦では、すでに鉄器が使われていました。

(左)勾玉と管玉(首飾りやブレスレット)。こんな細い宝石にどうやって穴を開けたのでしょうか。(右)大和王権の象徴ともいえる神鏡。古墳からの出土品。

(左)左から鉄弓と鉄矢。銅製弣(ゆづか)。鉄弓に装着して用いられたと考えられるものだそう。美しい。(右)勾玉(まがたま)、管玉(くだたま)の数々。これが古墳時代になると突然姿を消すのです。いや、本当に素晴らしい展覧会です。行きたかった。ただ、古代中国に言及する文章が全く無い。歴史学ではタブーなんでしょうか。誰に遠慮しているのでしょうか。人口動態を見ても大量の人々が中国から移入したのは否定できない事実なのですが。

(左)まあそんなで、週末は講演のプロットを考えながら料理を作りました。スライドの選択も。講演は、原稿を作るのではなく構成を考えて、キーワードや短文を書き、後はその場で臨機応変にお話していきます。その時の雰囲気や、何に興味を持っているかを感じながらお話をします。笑いも重要です(笑)。まずイカ大根。スルメイカだけでなくヤリイカも入れました。味付けはやや濃いめです。私は砂糖は使いません。本みりんとコクが必要なら沖縄のサトウキビ100%の黒糖か蜂蜜を使います。
(右)豚バラ肉と仲間と栽培したブラジル黒豆(フェジョン・プレット)のトマト煮込み。トマトは、デルモンテのちょっとお高いリコピンリッチのトマトジュースで。豚バラ、玉ねぎ、人参、ニンニクをオリーブ油で炒めて赤ワインでフランベ、煮込んだ豆に入れて更に煮込みます。マギーブイヨンで味付け。パンにもバターライスやサフランライスなどにも合います。

(左)これは備忘録的なものでアップしました。私が高校3年の時に美術班で描いた油絵の静物画です。大学ではコンセプチュアル・アートにはまりましたが、高校時代は印象派が好きでした。(右)武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科在籍当時に課題で描いたレンダリングの作品。今ならフォトショップ、その前ならブラシでしょうが。これは鉛筆と色鉛筆。当時でもプロはパステルで描いていましたね。フロントのパネルは全て鉛筆です。これは、村上春樹さんのジャズ喫茶でのことを書いたブログ『国分寺・国立70sグラフィティ』の記事に載せていますが、このプリメインアンプのラックスの方から嬉しいメールを頂いたのが宝物です。下記のリンクの上から11番めの記事です。できればまたLUXMANのアンプを買いたいですね。
『国分寺・国立70sグラフィティ』「70年代は、オーディオブーム。そのために必死で「ピーター・キャット」等のバイトをした日々」

 『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

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