モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

この冬初めての雪景色は2月9日の朝。しかも最後の大寒波の様です(妻女山里山通信)

2020-02-10 | アウトドア・ネイチャーフォト
 今までも正月に雪がないというのは何度かありました。しかし、初めての積雪が2月9日というのは初めてです。しかも長野市南部での積雪はわずか2センチ。太陽が出て昼前にはほとんど消えてしまいました。

 正午近くの妻女山展望台から松代方面の眺め。気温は−2.5度。左に奇妙山。右に雲に隠れた保基谷岳。正面奥の根子岳と四阿山は見えません。右手前に象山。奥にプリン型の皆神山。陽があたっているのは杏の名所の東条。手前が松代の城下町。

 戊辰戦争以降の戦没者を祀る、妻女山松代招魂社。春は桜の名所で、近隣の小学校の低学年の児童が遠足で大勢訪れます。以前遠足に来た児童が毒草を触っていたので、注意する様に付添いの先生に伝え拙書を紹介したしたところ、子供達になにか話してもらえませんかと言われてここの里山の自然の話をしたことがあります。子供達の活き活きした好奇心旺盛な瞳と的確な質問が良かったですね。3月には松代で松代の古代史からの講演会をしますが、中国史まで言及するかなり異色のものになると思います。

 妻女山展望台から北の善光寺平(川中島)の眺め。幹線道路に積雪はもうありません。

(左)北西の茶臼山方面。(右)対岸の南長野運動公園。AC長野パルセイロのホームスタジアム。

 買い物帰りに、岩野橋の東の堤防上から撮影した展望台のある妻女山(旧赤坂山)から上杉謙信の本陣跡と伝わる斎場山(旧妻女山)。山頂は円墳です。

 403号線の土口水門から千曲川と北アルプス。仁科三山の中腹が見えます。しかし、こんなに雪が少ないと、田植えや野菜の栽培に大きな影響が出そうです。その上、フィリピンの火山の大爆発で冷夏になり、米が大不作でタイ米を輸入した1993年の様になりそうです。新型コロナウイルスの大流行で、東京オリンピックどころか、大変な年になりそうです。

(左)千曲川に立ち込んで釣りをする人。投げていないのでルアーではないですね。鯉を釣っているのでしょうか。ナマズやニジマスもいる様です。昔は、皇魚(ビワヒガイ・人絹)やドジョウ、メダカもたくさんいましたが、高度経済成長時代の水質汚染や外来魚の繁殖で見られなくなりました。外来魚を釣った場合は絶対にリリースしてはいけません。(右)晴れて茶臼山も見えてきました。手前の横田河原では、今日はお休みですが台風19号で大量に堆積した土を採取して運び出しています。

(左)振り返ると上信越自動車道の向こうに天城山。あまぎさんではなく、てしろやまと呼びます。山頂は円墳です。拙書でも詳しく載せていますが、妻女山からこの山を経由して、清野氏の山城「鞍骨城跡」に90分ほどで登れます。昨今の山城ブームで、。中高年から山ガールまで多くの方が訪れます。4月中旬ごろ、陣馬平の貝母を見て鞍骨城跡に登るというのがおすすめのコースです。このブログ内の記事検索か左のアーカイブスで前年以前の4月をご覧になってください。(右)タイのおばさまからそうめんとスープをいただきました。教わったとおりにモヤシ、キャベツ、ニンジン、シメジをさっと茹でて煮込みました。砂肝と白いカマボコみたいなものが入っていました。ココナッツミルク味でピリ辛でとても美味でした。

 そして、二日後の朝にはまた積雪2センチ。やはりすぐにとけました。さらに二日後の最高気温はなんと17度。4月の陽気です。体がついていきません。スギヤマのセツブンソウ、髻山のセリバオウレン、森のあんず、妻女山の桜、陣馬平の貝母も例年よりずっと早く咲きそうです。撮影し損なわないように気をつけないと。

 新型コロナウイルスはエアロゾル、つまり空気感染する可能性があるとの中国の発表。では、船内に閉じ込めておくのは危険なのでは?
看中国[Vijon Times]:伝統文化の復興を理念とし、現代の情報社会で有意義な情報を読者の皆様にお伝えすることを使命としています。という本社がニューヨクにある会社が運営するサイト。非常に興味深い記事が並びます。米中両国に思惑があるので、完全に信用することはできませんが。

 『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする