今日のジャケは、
The Ballroom 「preparing for THE MILLENNIUM」
ミレニウムの前身バンドとなったボールルームの編集盤です。
作詞作曲・プローデュース、そしてボーカルもこなし、
コーラスアレンジャーとしても類い稀なる才能を発揮した
カート・ベッチャーが率いたバンドがミレニウムでしたが、
ボールルームはその前身にあたるバンドでした。
ボールルームは67年に1枚だけシングルを発表。
そしてアルバム用にと用意した曲がアルバム1枚分あったそうです。
本作はそのときアルバム用にと用意された未発表曲を中心に
後のミレニウムへと続く曲のデモテープなどが収録されてます。
ボールルームを聴いての印象は、
ミレニウムの弟分(?)という感じです。
美しいメロディと繊細な歌声&コーラスはそのままに
ミレニウムよりも若干ロックテイストな曲もあったりします。
でもミレニウムに収録されてもおかしくないほどの
美しく柔らかな曲も多いです。
また、ミレニウムで使われた曲の元となるオリジナル曲では
「あぁ、あの曲の原型はこうだったんだ…!」と分かって
興味深く聴けれます。
カート・ベッチャーが作り出す美しいサウンドの原点が分かる
興味深い1枚です。