今日のジャケ画は
Buggles 「Adventures In Modern Recording」
邦題「モダン・レコーディングの冒険」
81年発表の2ndです。
というかこの盤で彼ら「バグルス」は消滅してしまいました。
この作品の制作途中に、彼らのサウンドでは欠かすことのできない
キーボード奏者ジェフ・ダウンズが
「エイジア」に加入してしまったからなのでした。
この「エイジア」は、イエスのスティーヴ・ハウや
EL&Pのカール・パーマーらが作ったスーパーグループでした。
きっとハウに呼ばれて入ったのでしょうか。。。
というのも、トレバーとジェフは1st発表後、
ひょんなところから(?)、なんと「イエス」に吸収されて
活動した時期があったのでした。
イエスのボーカル「ジョン・アンダーソン」と
キーボードの「リック・ウェイマン」が脱退してしまったので
両方のグループのマネージャーが同じ人物だった為、
グループを一緒にしてしまったということでした(^^ゞ爆
そしてイエス在籍時では苦い経験を。。。
その後、元に戻ってバグルズとして作った作品が本作だったのでしたが
残念なことにジェフは途中で居なくなってしまいました。
しかし残されたトレバーは1stに劣らぬほどの
洗練された名盤を作りあげました。
しかしながら、この日本では当時は売られることなく終わってしまいました。
でも90年代に入ってようやく初CD化してくれました。
こうして今の時代に聴いても、新しさを感じるのは見事だと思います。
ちなみにその後トレバーは
エレクトリックバンド「ABC」の「ルック・オブ・ラブ」や、
イエスの「ロンリー・ハート」をプロデュース。
そして83年に自身のレーベルを立ち上げ
「ジ・アート・オブ・ノイズ」や、
「フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド」をプロデュース。
フランキーのシングル「リラックス」は世界的に大ヒットとなったのでした。
90年代になると彼の快進撃も翳りがみえてきましたが
近年ではロシアの二人娘「タトゥー」を手がけて話題をさらいましたよね。
トレバーの半生をこうして目にしてみると、
「転んでもタダでは起きない」という言葉が浮かんでくるようです(^^ゞ