昔の洋楽が好きなので♪

サイケな曲が好き♪
2021年投稿分から「サブスクで聴けないor探しにくいサイケ」をテーマにしてます☆

バグルス 「モダン・レコーディングの冒険」

2006-10-18 20:25:10 | 80sジャケ絵日記

今日のジャケ画は
Buggles 「Adventures In Modern Recording」

邦題「モダン・レコーディングの冒険」
81年発表の2ndです。
というかこの盤で彼ら「バグルス」は消滅してしまいました。

この作品の制作途中に、彼らのサウンドでは欠かすことのできない
キーボード奏者ジェフ・ダウンズが
「エイジア」に加入してしまったからなのでした。

この「エイジア」は、イエスのスティーヴ・ハウや
EL&Pのカール・パーマーらが作ったスーパーグループでした。
きっとハウに呼ばれて入ったのでしょうか。。。

というのも、トレバーとジェフは1st発表後、
ひょんなところから(?)、なんと「イエス」に吸収されて
活動した時期があったのでした。

イエスのボーカル「ジョン・アンダーソン」と
キーボードの「リック・ウェイマン」が脱退してしまったので
両方のグループのマネージャーが同じ人物だった為、
グループを一緒にしてしまったということでした(^^ゞ爆

そしてイエス在籍時では苦い経験を。。。
その後、元に戻ってバグルズとして作った作品が本作だったのでしたが
残念なことにジェフは途中で居なくなってしまいました。

しかし残されたトレバーは1stに劣らぬほどの
洗練された名盤を作りあげました。

しかしながら、この日本では当時は売られることなく終わってしまいました。
でも90年代に入ってようやく初CD化してくれました。
こうして今の時代に聴いても、新しさを感じるのは見事だと思います。

ちなみにその後トレバーは
エレクトリックバンド「ABC」の「ルック・オブ・ラブ」や、
イエスの「ロンリー・ハート」をプロデュース。

そして83年に自身のレーベルを立ち上げ
「ジ・アート・オブ・ノイズ」や、
「フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド」をプロデュース。
フランキーのシングル「リラックス」は世界的に大ヒットとなったのでした。
90年代になると彼の快進撃も翳りがみえてきましたが
近年ではロシアの二人娘「タトゥー」を手がけて話題をさらいましたよね。

トレバーの半生をこうして目にしてみると、
「転んでもタダでは起きない」という言葉が浮かんでくるようです(^^ゞ



バグルス 「ラジオ・スターの悲劇」

2006-10-16 22:55:06 | 80sジャケ絵日記

今日のジャケ画は、
The Buggles 「The Age of Plastic」

80年発表の作品、当時の邦題は「プラスティックの中の未来」、
現在の邦題は「ラジオ・スターの悲劇」。

このグループの中心人物「トレバー・ホーン」は
近年でも精力的にプロデュース活動をしていますよね。
あのお騒がせな「タトゥー」をプロデュースしたのも
彼だったと知ったときビックリしました(^^ゞ

彼は80年代ではフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドや
アート・オブ・ノイズ、ABCの「ルック・オブ・ラヴ」、
イエスの「ロンリー・ハート」、
セックス・ピストルズのマネージャーだった
マルコム・マクラーレンのソロなど、
話題に事欠かないほど精力的にプロデュース活動をしていました。

そんな彼のアーティスト人生最初の一歩となるのがこの本作。

この中からのヒットシングル「ラジオ・スターの悲劇」のPVは
あのMTVが初放送のとき一番最初に流したPVだったそうですね。

「ビデオがラジオスターを殺した(←直訳ですw)」というフレーズが
出てくる曲ですが、この80年という年では
まだMTVという番組は存在してませんでした。
時代を何歩も先取りした曲だったんだと今更ながら驚いてしまいました。

でもそのわりにはこの曲はどこかノスタルジックな雰囲気も感じます。
ラジオスターという存在をノスタルジックな雰囲気で表現してるのでしょうかね。
今の時代に聴いても古くささを微塵も感じさせないセンス高い曲だと思います。


またこの盤の1曲目「プラスティック・エイジ」では
どこか欧州的な雰囲気を感じさせますが
エレクトロな音が新しい時代の幕開けを感じさせます。

「キッド・ダイナモ」ではオーケストラ風シンセでゴージャス感を出してます。
ところどころに宇宙的なスペース音(?)も入ってます。
(よく映画とかゲームで宇宙船が飛ぶときのシュルルルという音ですw)
メロディはキャッチーでポップなメロディ。
ワタシ的にはなんとなく後期のアバのような雰囲気を感じます(^^ゞ

「アイ・ラヴ・ユー、ミス・ロボット」でも宇宙的な音が使われてます(^^ゞ
ロボットを近未来的&宇宙的な音で表現??(^^ゞ
このロボット音(爆)のメロディがとても良いんですよ。
耳に残るフレーズです。サンプリングにも使える印象的なフレーズですね。

「思い出のエルストリー」も親しみやすいメロディで
ノスタルジックな雰囲気が感じられる曲でとても良い曲です。

この盤は近未来的なエレクトロ音と、ノスタルジックな雰囲気が
絶妙なバランスで融合された曲が多いかもしれませんね。
今の時代に聴いても新鮮さを感じる1枚です。



ヴァニラ・ファッジ (1st)

2006-10-14 22:52:29 | 60sジャケ絵日記

今日のジャケ画は、Vanilla Fudge 「(同名)」

67年発表作品です。

ベースのティム・ボガートとドラムスのカーマイン・アピスは
このバンドの後にハードロックバンド「カクタス」や
ジェフ・ベックとの念願の(?)ユニットとなった、
「ベック・ボガート&アピス」などなど
70年代のハードロックシーンで
広く活躍してることでも知られると思います。

そんなボガートとアピスが居たヴァニラ・ファッジはというと、
重厚なサウンドでサイケなエッセンスも加えつつ、
彼らならではのアートな世界を繰り広げてました。

この中からはデヴューシングル「You Keep Hanging On」が
ビルボード6位の大ヒットとなりました。

収録曲の殆んどはカヴァーが中心となり、
ビートルズの「Ticket To Ride」や
「Eleanor Rigby」もカヴァーしてます。

元曲とは全く違った雰囲気になってるんですけど
ヘヴィーでサイケでアートな感じといったらピッタリくるでしょうか。
(繰り返し言っちゃいますけど(^^ゞ)

なにげにプログレ的な雰囲気すら感じさせる独創的なアレンジによって
彼らの世界にぐいぐい惹き込まれる1枚です。



マンドゥ・ディアオ 「オード・トゥ・オクラシー」

2006-10-12 01:57:45 | 00s以降~ジャケ絵日記

今日のジャケ画は
Mando Diao 「Ode To Ochrasy」

スウェーデンのバンド「マンドゥ・ディアオ」の
2年ぶりとなる本作では、
前作のメロディックな面と、
前々作1stのガレージなノリが絶妙に融合され、
ロック寄りのロケンローなナンバーが増えました!
でも60sロック的な雰囲気はバッチリ健在です♪

彼らの曲は主に2人のフロントマン、
ビヨルンとグスタフの2人がそれぞれ書いてます。
彼らの曲はポップでロケンローなところが持ち味。

前作では有名なプロデューサーを迎え、制作されましたが
サウンドは全体的にポップ寄りになってしまい
個人的には残念ながら不完全燃焼気味に感じてしまいました(汗)。

でも今作では制作する直前にプロデューサーを迎えないことに決定し、
彼ら自身がプロデュースしました。

その結果、ロケンロー炸裂の「グスタフ節」が見事復活!
とてもカッコいいナンバーばかりです。

もう一人のフロントマン、ビヨルンは
ポップでR&B的な曲を書くことが多いのですが
今作でも素晴らしいライティングセンスを披露しています。
ノスタルジックで美しいバラードナンバー、
「Josephine」が特に素晴らしいと思います。


今作は個人的にどの曲も大好きなんですが
特に好きな曲はというと「Long Before Rock'n Roll」。
ビヨルンとグスタフが掛け合いながら歌う曲です。
ソウルフルなビヨルンと、ロケンローなグスタフの
個性的な二人のボーカルの掛け合いがとても心地良いです。

あとグスタフがメインボーカルの
「Tony Zoulias (Little Life)」もすごく良いです。
グスタフの持ち味のシンプルなロックンロールが堪能できます。
ワタシはこの盤を最初聴いたとき、
この曲を何度もリピートしてしまうほどでした(^^ゞ
いや、ホント、それほどカッコイイ曲なんですよ♪

ということで、どの曲もカッコよくて大満足の1枚でした♪
彼らには今後もずっとずっと長く活動してってもらいたいです!


   ↑
外箱にはメンバーが♪



スティーヴ・ミラー・バンド 「アブラカダブラ」

2006-10-09 22:03:47 | 80sジャケ絵日記

今日のジャケ画は、
The Steve Miller Band 「Abracadabra」

スティーヴ・ミラー、82年発表作品です。

この中からのシングルはタイトル曲の
「アブラカダブラ」が大ヒットとなりました。
ビルボードでは82年9/4付で1位を獲得、
そして翌週&翌々週には2位となってしまいますが
9/25付でまた1位に返り咲きました。

この曲ではディスコっぽいサウンドとなりましたが
他の曲では気負いのない自然体の曲が多いです。
彼特有の乾いた空気も感じられるような
ギターサウンドが堪能できます。

この盤では、70年代の頃のようなブルージーな感じや
スペイシーな感じは薄れましたが
この作品はこの作品で、洗練されたサウンドがとても良いです。

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ワタシはスティーヴミラーは当時から
この盤しか聴いてなかったんですけど
ここ数年、PCを持つようになってから
シャウトキャストのネットラジオを聴くようになって、
60年代のサイケ局を頻繁に聴くようになりました。

その放送局ではスティーヴミラーの60年代の頃の曲を
けっこう流すことが多くて、
いつも聴くたびに良い曲だなと思ってたんですw

そして1stから3rdまで買って聴いてみたんですけど
ワタシ、昔の彼にハマってしまったんですよ♪
こんなにサイケだったなんて!
ワタシの好むサウンドだったんですw

で、70年代の音はどんな感じだったんだろうと思い、
特に有名な70年代の3作品、
「ジョーカー」と「鷹の爪」と「ペガサスの祈り」もゲット!

この購入は今年(06年)の初めの出来事でした。
CDが到着した今年の初めからここ最近まで、
今年はずっと彼の声ばかり聴いているという感じです( ̄∀ ̄)
それくらいワタシの中では好みの音でした♪

購入した他の盤のブログUPはまた後日ということで(^^ゞ