上州の空は今日も晴れの良い日でした今から八十年ほど前九つぐらいの頃か「お宅のはじめさん貸しててください」と今所の愛染院と言うお寺さんの新年周りにお付き合いした事が有った、お寺の年始回りである茂雄さんと言いう十四五歳の息子といっしょに首から風呂敷に四角いお盆にお札を入れた包みを差げて配って歩く手伝いだった寒い空っ風の中を歩くので懲りた懲りのお手伝いでこれが最初の最後だったが。
上州の空
今日あたり卒寿準備期間に入った八十爺には最近そんな話も無く陽の入りも良い居間のソフアーで一日日向ぼっこである なんとも早のん気な事いい身分なのかなあと想ったりしてる処だ。