「でっけえ鳥がいた!!
こんのぐれぇあるでかい奴があそこの木にとまってて
M作さんが『ホォーッ!!ホォーッ!!』って追っ飛ばしたら
うちらの頭の上をグルグル廻ってIちゃん家の方に飛んでった。
M作さんの話だとこの前もいたらしい。
いっつもあの木にとまってるらしいぞ!?」
出先から帰って来た爺ちゃんが興奮気味にまくし立てる。
「で、どんな色だった?」
「大きいってカラスぐらい?カラスよりも大きいの?」
私が話しかけても一向に構わずにベラベラと喋り続ける。
85歳になった父はかなり耳が遠くなった。
テーブルを挟んで話していてもかなり大きな声でないと聞き取れない。
女房はいつもの事と微笑みながら、
子供達は祖父と父親の「会話になっていない会話」に笑いをこらえている。
「爺ちゃんもだけど、お父さん(私)も結構耳が遠くなったよね?
特にパソコンいじってる時はかなり大きな声で呼びかけないと反応しないじゃん!?」
「俺のは仕事柄もあるけど歳相応。
都合の悪い事は聞こえないことにしておいた方が喧嘩にならなくて良いんだ!!」
(お前達だってTVやDVDを見てるときは人の話しなんて聞こえて無いくせに・・・)
こんのぐれぇあるでかい奴があそこの木にとまってて
M作さんが『ホォーッ!!ホォーッ!!』って追っ飛ばしたら
うちらの頭の上をグルグル廻ってIちゃん家の方に飛んでった。
M作さんの話だとこの前もいたらしい。
いっつもあの木にとまってるらしいぞ!?」
出先から帰って来た爺ちゃんが興奮気味にまくし立てる。
「で、どんな色だった?」
「大きいってカラスぐらい?カラスよりも大きいの?」
私が話しかけても一向に構わずにベラベラと喋り続ける。
85歳になった父はかなり耳が遠くなった。
テーブルを挟んで話していてもかなり大きな声でないと聞き取れない。
女房はいつもの事と微笑みながら、
子供達は祖父と父親の「会話になっていない会話」に笑いをこらえている。
「爺ちゃんもだけど、お父さん(私)も結構耳が遠くなったよね?
特にパソコンいじってる時はかなり大きな声で呼びかけないと反応しないじゃん!?」
「俺のは仕事柄もあるけど歳相応。
都合の悪い事は聞こえないことにしておいた方が喧嘩にならなくて良いんだ!!」
(お前達だってTVやDVDを見てるときは人の話しなんて聞こえて無いくせに・・・)