北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

2022.5.2 厚沢部町 アメイロホソキリガ ウスベニトガリバ

2022年08月21日 | 春のライトトラップ・外灯回り・糖蜜
GW道南遠征3日目、厚沢部町の森林ででアメイロホソキリガとウスベニトガリバを目標にライトトラップを行いました(2022.5.2)。


ウスベニトガリバ
点灯後すぐに飛来。
道内では渡島半島南部のみで見られる種。
ミズキに付く。
日中活発に虫捕りをしていた頃ミズキは斜面でよく花を咲かせていた印象だったので、今回斜面に向けてライトラを行ったのが良かったのかもしれない。




アメイロホソキリガ(暫定)
道内では渡島半島南部のみで見られる種。
ナカグロホソキリカと酷似している。
一般的に知られている前翅での識別方は総合判断できたとしても決定的な証拠には物足りないですね。



キジマエダシャク


シタコバネナミシャク


ホソクロオビシロナミシャク

2022.5.2 19:05〜22:20 厚沢部町
にわか雨 風弱い 寒め
ホソバアツバ1、アメイロホソキリガ?1、エゾミツボシキリガ1、ミヤマオビキリガ、ホシオビキリガ1、ゴマダラキリガ1、キンイロキリガ1、スギタニキリガ、スモモキリガ、ホソバキリガ、カバキリガ、アオヤマキリガ、クロミミキリガ、チャイロキリガ、カシワキリガ、カギモンヤガ、ウスベニトガリバ1♂、キジマエダシャク、ウスバキエダシャク、シロテンエダシャク、トビスジエダシャクの一種、トビモンオオエダシャク1♂、ニッコウエダシャク、アトジロエダシャク、ミスジツマキリエダシャク1、ムラサキエダシャク1、シロシタコバネナミシャク?、シタコバネナミシャク、チャオビコバネナミシャク、クロオビシロナミシャク、ホソクロオビシロナミシャク、ウスベニスジナミシャク、ナカモンキナミシャク、マエモンハイイロナミシャク、カバナミシャクの一種、ヤスジシャチホコ2、コブガの一種、ヒラタマルハキバガ科の一種、オオハイジロハマキ、ハマキガ亜科の一種
目的のアメイロホソは1頭のみでしかも後ろ翅にやぶれがあり、ウスベニトガリバも1頭のみなので追加が欲しい。
しかし一安心。
しかしアメイロホソはナカグロホソと外見での識別は難しく自信が持てない。
越冬キリガはアメイロホソ以外は早い時間に飛来しそれ以降一切来なくなった。
それ以降は春キリガが飛来し始めた。
何故かは不明。
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2022.5.1 北海道北斗市 寒い

2022年08月11日 | 春のライトトラップ・外灯回り・糖蜜
GW道南遠征2日目、ウスベニトガリバとアメイロホソキリガを狙い北斗市(北海道)の林内でライトトラップを行いました(2022.5.1 北斗市)。
しかし気温が低く終始小雨で弱い風が吹く。
だめだめムードです。


ケンモンキリガ♂



せめてケンモンキリガのメスは来て欲しいとの思いは通じました。
雌雄飛来もいつもメスが少ないです。
道内では南部にしか生息していません。


その他

ナミスジエダシャク
1頭のみ飛来。
道内では渡島半島南部にしか生息していません。



ホソクロオビシロナミシャク
ブナの生息地にのみ生息しているので初見。
しかし今回の遠征で普通種の様に採れることがわかりました。

2022.5.1 19:00〜22:00 北斗市
にわか雨 風弱い 寒め
ケンモンキリガ、キンイロキリガ1、スギタニキリガ、ホソバキリガ、カバキリガ、クロミミキリガ2、カシワキリガ、タマナヤガ1、オオバコヤガ、カギモンヤガ、ヒメカレハ1♀、エゾカギバ1、キジマエダシャク、ウスバキエダシャク、シロテンエダシャク、ナミスジエダシャク1、トビスジエダシャクの一種、トビモンオオエダシャク1♂、ニッコウエダシャク、アトジロエダシャク、モンシロツマキリエダシャク1、シロシタコバネナミシャク?、クロオビシロナミシャク、ホソクロオビシロナミシャク、ウスベニスジナミシャク、ヒメキンオビナミシャク1、ナカモンキナミシャク、オオハガタナミシャク1、キソホスジナミシャク2、マエモンハイイロナミシャク、ソトカバナミシャク、カバナミシャクの一種、シロテンシャチホコ1、ヤスジシャチホコ2、コブガの一種、クチブサガの一種1、ハマキガ亜科の一種
・ウスベニトガリバ、アメイロホソキリガ、ついでのケンモンキリガ狙い。
ケンモンキリガは少し来たが、アメイロホソはおろか越冬キリガ自体皆無だった。
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2022.4.30 キボシミスジトガリバ道南亜種

2022年08月06日 | 春のライトトラップ・外灯回り・糖蜜
GWがやってきました。
4月30日から5月8日まで9連休をもらい、渡島半島南部へ遠征します。
最終日の8日は移動日なので7日まで毎夜ライトトラップを行います。
道内では渡島半島南部にしか生息していない春の顔の採集が目的です。
狙いは欲しい順に
・ナマリキリガ
・キボシミスジトガリバ道南亜種
・ウスベニトガリバ
・アメイロホソキリガ
・ハスオビエダシャク
・ケンモンキリガ(特にメス)
の6種です。


初日はキボシミスジ狙いで七飯町の山に来ています。
道南で活躍されている大ベテランの方に案内してもらいました。

時期的には問題はありませんが、今年は大雪ではあったが雪解けが早いとのことです。




まず初めにウスアオキリガが飛来。
恥ずかしながら初見です。
信じられないほど相性の悪い蛾でしたが漸く出会えました。



キボシミスジトガリバ道南亜種
飛来しました。
メリハリが効いててとても美しいです。
嬉しいですね~



こちらは道南亜種らしい個体です。
キボシミスジトガリバ道央・道東亜種



ウスアオキリガ2頭目。



10頭のキボシミスジに出会えました。


2022.4.30 18:50〜23:15 七飯町
ハンノキリガ、シロクビキリガ、モンハイイロキリガ2、ウスアオキリガ2、ナカグロホソキリカ5か6(アメイロホソが混じっているのかは不明)、エゾミツボシキリガ、ミヤマオビキリガ、テンスジキリガ、ホシオビキリガ、ゴマダラキリガ1、イチゴキリガ1、スギタニキリガ、スモモキリガ、ホソバキリガ、ミヤマカバキリガ、カバキリガ、アオヤマキリガ、ブナキリガ、チャイロキリガ、カシワキリガ、アカバキリガ、タマナヤガ1、オオバコヤガ、カギモンヤガ、キボシミスジトガリバ10、ウスバキエダシャク、シロテンエダシャク、シロトゲエダシャク1、アトジロエダシャク、ヒゲマダラエダシャク、シタコバネナミシャク、クロオビシロナミシャク、カバナミシャクの一種、シーベルスシャチホコ3♂
半分は擦れ個体でしたが10頭採れたのでキボシミスジは一区切り付きました。
ウスアオキリガが採れたのも大きな収穫でした。
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2022.4.24 新冠町 擦れたイイジマキリガ

2022年07月21日 | 春のライトトラップ・外灯回り・糖蜜
2022年4月24日、新冠町でイイジマキリガを採集しにライトトラップをしてきました。


イイジマキリガ Orthosia ijimai Sugi, 1955
11頭ほど飛来も全個体擦れ。
比較的マシな個体は全てメスでした(写真の個体はメス)。

2022.4.24 新冠町
エゾモクメキリガ2、エゾミツボシキリガ1、ミヤマオビキリガ、テンスジキリガ、ホシオビキリガ、スギタニキリガ、ホソバキリガ、カバキリガ、クロミミキリガ、ブナキリガ、ヨモギキリガ1、チャイロキリガ4?、カシワキリガ、イイジマキリガ9♂2♀、カギモンヤガ(ヤガ科のみ記録)
イイジマキリガの飛来は良かったものの、翅の擦れ具合からして最盛期は過ぎていた模様。
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2022.4.10 新冠町 ヒダカミツボシキリガ②

2022年06月28日 | 春のライトトラップ・外灯回り・糖蜜
2022年4月10日、昨日に続きこの日も新冠町でヒダカミツボシキリガを狙います。
やや曇りで弱風、気温も高く昨日よりも条件が良さげです。


18:43 ヒメクビグロクチバの一種 Lygephila sp.
2頭飛来。
成虫越冬で春によく見られる。
万に一つ、激レアなキタヒメクビグロの可能性を考慮し必ず採集しています。



18:59 カギモンヤガ Cerastis pallescens (Butler, 1878)
好きです^ ^



19:02 タマナヤガ Agrotis ipsilon (Hufnagel, 1766)
越冬できているのでしょうか。
春の糖蜜ではもはや珍しい存在ではありません。



19:09 スギタニキリガ Perigrapha hoenei Püngeler, 1914



19:19 チャイロキリガ Orthosia odiosa (Butler, 1878)
美しい。
今回新鮮なチャイロキリガが多かった。





19:32ヒダカミツボシキリガ Eupsilia hidakaensis Sugi, 1987
好条件で昨日と同じ場所ですが何故か1頭のみしか得られず。
理由は分かりません。



19:50 スモモキリガ Anorthoa munda (Denis & Schiffermüller, 1775)



19:52 カバイロミツボシキリガ Eupsilia boursini Sugi, 1958
もはやパッと見でなんとなくヒダミツとの違いを感じる様になりました。


2022.4.10 18:25〜20:39 新冠町
19:47新冠町の気温7℃(iPhoneアプリ) 風も弱くやや曇り気味の天気
・糖蜜トラップ
ヒメクビグロクチバの一種2、キバラモクメキリガ、エゾミツボシキリガ、ヒダカミツボシキリガ1、カバイロミツボシキリガ1、ミヤマオビキリガ、ホシオビキリガ、ゴマダラキリガ1擦れ、スギタニキリガ、ホソバキリガ、スモモキリガ2、チャイロキリガ多い、タマナヤガ1、カギモンヤガ2、ウスバキエダシャク1、トギレフユエダシャク1♂、ヒラタマルハキバガの一種、スガ科の一種、ハマキガ亜科の一種
昨日と同じ場所で条件が良かったが何故が今日はヒダミツは1頭のみ。
蛾の飛来自体は昨日より少し良かった。
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