北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

南方系なセミ

2013年09月04日 | カメムシ目
北海道の夏の代表的且つメジャーなセミはコエゾゼミとエゾゼミです。
近所でもこの2種が多く、本州では高標高の場所にしかいない北方系のセミたちです。
しかし本州の平地で一般的な南方系のセミが、札幌などで年々増えてきていると聞きます。
今回たまたま用事で立ち寄った場所で聞いたセミの鳴き声は南方系なアブラゼミとツクツクボウシが主でミンミンゼミもいるそうです。
エゾゼミ系は少ない印象を受けました。(8月10日 札幌市)


アブラゼミ♂
うじゃうじゃいます。
木を見たらすぐに見つけることができるほど多いです。


アブラゼミ♀
実は近所でも多い場所があり、ちょっとだけ身近なセミとなっております。



ツクツクボウシ
小型のセミ。
昔は札幌では見られなかったと言われているセミ。
温暖化と共に勢力を広げているのか?

アブラゼミにツクツクボウシは人の気配に敏感で近づくとすぐ逃げます。
エゾゼミ系などは殆ど逃げることがないので、慣れない僕が特にツクツクボウシの撮影には苦労しました。


同個体
この日ミンミンゼミは鳴き声すら聞きませんでした。
アブラゼミにツクツクボウシが多くて、ミンミンゼミも鳴いているなんてここは本州か!と突っ込みたくなるような状況ですね。
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« カラフトキリギリス! | トップ | ニホンザリガニ探し »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (まるひで)
2013-09-04 22:10:00
そうですね、セミは地中の生活が長い割に温暖化による?生活圏の北上は顕著デスね。
東京近郊には「クマゼミ」が勢力を拡大しています。

あと北上スピードを体感できるのは「アオマツムシ」ですね、北海道進出も時間の問題かな・・・。
返信する
今年は異常? (ミナミデ)
2013-09-09 01:02:24
今年の北海道は異常な暑さのせいか?本当にセミが多いですね。こちら旭川市内でも10年に一度聞くか聞かないかという印象のアブラゼミやミンミンゼミ、ニーニーゼミの声を何度も聞きましたし、ツクツクボウシの声も2度聞きました。特にミンミンゼミとアブラゼミが多く(と言っても7、8頭鳴いているだけですが・・・・・・)、今までの旭川では到底考えられなかったことです。やはり温暖化の影響ですかね~?
記録を残そうと思い採集を試みましたが、さすがに無理でした。旭川市内のミンミン、アブラ、ニーニー、ツクツクは非常に希少価値の高いものと考えます。
返信する
まるひでさんへ (マイマイ)
2013-09-10 14:23:49
東京近郊でクマゼミですか!
大阪あたりで鳴いているイメージでしたが、それは大変ですね。
今年は暖かかったので、さらに勢力を伸ばす絶好の年になりそうですね。
となると今のセミ層がどこもかしこも崩れそうで心配ですね。

アオマツムシは東南アジアから来たので北海道に来たら驚きですね。
よく天気予報などでアオマツムシの声を聴いてアナウンサーが季節を感じているのを見ますが、なんか悲しいですね。
外来からわかりませんか、こちらではヤブキリが多いのでキリギリスが駆逐されてしまいそうで心配です。
返信する
ミナミデさんへ (マイマイ)
2013-09-10 14:41:54
今年はセミ多いですよね。
アブラゼミならまだしも、ミンミンとニーニーを何度もはすごいですね。
昨年と今年のセミ種数、個体数は、同じ場所とは思えないほどですね。

そちらは比較的北の方で冷え込みもありますが、セミの幼虫は土の中なので、旭川や札幌など冬に雪で土の温度が下がりにくい豪雪地帯で案外増えてきているのかもしれませんね。
こちらではアブラゼミを聞きますが、僕は2日前札幌でミンミンゼミの鳴き声を一度聞きました。
温暖化の影響だとしたら、すでに深刻な問題ですね。

トンボも温暖化の影響を受けやすいのか、ちょっと前北広島市で初めてヒメアカネを見つけびっくりしました。
昆虫が一番温度変化に敏感なようですね。
そのうちハッチョウトンボなどもこっちへ来そうですね。
返信する

コメントを投稿

カメムシ目」カテゴリの最新記事