北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

9月3日 ライトトラップ オオムラサキキンウワバ

2016年10月17日 | 夏のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜
9月3日ということで、前回の記事との間にも外灯回りやライトトラップをやったのですがそれは機会があったら載せます。(まだできてないので…)
ということで今回もライトトラップをしました。(道央圏)
この日は風があり気温も決して高くはなくいいのは月齢のみです。
しかし案外蛾が来てくれたので楽しめました。

使用ライト:HIDハンディライト


アミメナミシャク
近似種よりも小型なので分かりやすいです。



おそらくヒメハガタナミシャク
→追加:ソトキナミシャクでした。
初見です。
去年見つからなかった種です。
今年は本種のことをすっかり忘れていてスルーしてました。



コカバスジナミシャク
多数飛来。
この時期はこういったナミシャクが増えてくる時期のようです。



コゴマヨトウ
2頭飛来。
久しぶりです。



シロホシキシタヨトウ
このタイプはめちゃくちゃかっこいいです。

変異が面白いのでもっとたくさんの個体を写したいですね。



ミツモンキンウワバ
ガマキンウワバとキクギンウワバに次ぐ平凡なウワバ。



エゾギクキンウワバ
運よく撮れました。



オオムラサキキンウワバ
完品は初めてです。
エゾムラサキキンウワバに似ていますが、銀紋が小さめです。
美しい…



アメイロホソキリガ
ナカグロホソキリガ
越冬キリガが出てきましたか。



コウスチャヤガ♂
1頭のみの飛来です。
ぱっと見オオバコヤガとは明らかに雰囲気が違うのがわかりました。
より小さめで環状紋が途切れず丸いです。
色合いは美味しそうなビスケット的な感じです。


極め付きは触覚です。
多植性ですが、個人的に北海道では個体数が少ないと思います。



オオバコヤガ♂
こちらは多数飛来。
オオバコヤガっぽい個体はもれなくオオバコヤガだと思います。(オオバコヤガを見るたびに少し悩んでいましたが、ぱっと見の感覚でいいのかもしれません。)
でも擦れ個体やメスは注意します。
焦げたビスケットですね〜(いくらでも色彩変異あり。)



カバスジヤガの一種
いろいろなバリエーションがある中でオオバコヤガ寄りの個体です。
もう丸みの強い翅形からして違います。



プライヤオビキリガ
もう出てきましたか!
何か珍しいケンモンヤガだったら嬉しいのですが、見覚えのある太い白帯が決めてでした。
でも完品は初めてです。
こうなれば、ナカオビキリガも見たいところです。



モンキキリガ
2頭飛来。
もう季節は秋ですね。
本種を見たら強く秋を感じる秋色キリガです。



マエジロヤガ
1頭のみ飛来。
小さくてかわいい。

クスサンは30頭ほど飛来。
キシタミドリヤガもそれくらい飛来。
今度クスサンとキシタミドリヤガのまとめ記事をそれぞれアップするので、今回は割愛します。


●ライトトラップ総評
全体     多い
ヤガ科    多い
シャクガ科 多い
小型蛾   普通
その他    多い

ライトトラップをやって今年初めて蛾の飛来が多いなと感じました。
去年ならこれ位来ていた日が何度もありましたが、いずれにしても成果があり嬉しいです。
他にはクロギシギシヤガ×2、ヨスジアカヨトウ×1(共に擦れ個体なのが残念。)など

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