普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

日本のマスコミの特徴

2007-12-17 11:36:57 | 情報、マスコミ

 日本のマスコミで報道の報道姿勢で目立つのは宗教団体、日教組などの労働組合と被害者とされる人達や団体については、余程のことで無い限りその関連について不利になる報道しない一方、左派のグループの活動は例えばごく僅かの人達の集会でも大げさに報道する傾向があるようだ。
 それともう一つ、政府、官庁、政権与党、会社の経営者は悪、国民と労働者は善と言うレッテルを貼りその線に沿った報道をするのも特徴だ。

 それで、私が直接見聞したことと、報道などで後日はっきりしたことの例を少し書いて見たい。

[昔差別されていた(今も?)人達の問題]
・あるグループの食事の後出た話
 会社の行事担当していた人が、マラソンの計画をしたときでそのコースがその人達が住む地域通っていたのを知った住人から猛攻撃をうけた。
 それを聞いた他の一人の地域では地区の人達の住む田んぼの畦道はコンクリート製の立派なもので、その他の人達の昔ながらの土を盛り上げた畦道と格段の差がある。彼は彼等には何の偏見も持っていないが、とうの昔の差別問題を取り上げて村役場へ無法な圧力をかける人達には絶対に嫁にやらないと言っていた。

・これらの人達の多く住む地域の学校に赴任した教師が、その地域の子供達の器物の損壊や盗難に遇い、それを何とか内々に治めようとする校長と喧嘩をした。

 つまり過去に差別を受けた大多数の善良な人達なのに、ごく一部の人達の強引なやり方で、彼らの住む地域人達との交際を避けたり、そういった人達の所に嫁にもやらない状況を作っている一面もあることも事実だ。

 勿論、当事者に言わせれば、まだ差別的なことも残っているかも知れないが、それはそれで個々に解決するように市町村に働きかけることには何も批判もおこる筈がないのに、彼らのごく一部の強引ややり方が更なる彼らの言う差別(事実は敬遠)を生んでいるのだ。

 マスコミは不公平な耕地整備や学校の盗難事件もど(何もわざわざ地域に関係づけなくて)その儘報道することは問題ないと思うが、地域の人達が地域問題をちらつかせて、人権問題にすり替えて攻撃されるのを恐れてか、このような事実は殆ど新聞報道には出て来ない。

 そしてその結果生じるトラブルを一般人(正確に言えば皆一般人だが)からの差別としてまた報道しているのが現状だ。

 この問題についてはなめ猫さんがブログ上に取り上げるだけでなく実際に活躍されているのに敬意を表し(気持ちだけだが)感応援したい。

 なお地域の私の嫌いな共産党もこの問題をとり上げていることだけは評価したい。

[公害問題]
 私の友達が環境教育の一環として、外国人の研修生を公害問題で有名になった或る地域の公害に関する資料館に連れて行った所、昼食時にわざわさ友達を呼んで、声を潜めて実はと、偽の患者問題や、公害団体の不当な要求に悩まされていることを話したそうだ。
 これを話した資料館の責任者は、日頃言えないことを関係ない地域外の人達に話したくて堪らなかっただろう。

 私はこれを聞いて、この種の公害や薬害問題で政府や市町村が腰が引けているように見えるのが改めて判った。
 マスコミはこの件について、被害者側の不法行為やや不合理の言動については言わず、国や市町村の対応を不誠実だとして攻撃するばかりだ。

 これではこのような明らかな事柄が何時までたっても解決しないのは当たり前だ。

 マスコミは政府や市町村を攻撃しても良いし、またそうしなければならぬ理由も多くあると思う。。
 然し、被害者側にも物事の解決を遅らせるような不法なまたは問題がある言動に対しても報道し必要な場合は批判をするのが、公平な報道だと思う。

[自己責任の問題]
 私は沖縄自決問題と朝日新聞
で、 
  高遠さんを含む、三人のイラクでの拉致事件で、その家族が余り好き勝手なことを言うのに多くの国民が憤慨していたが、それに対して自民党から三人の自己責任だと言い出したとき、マスコミや批評家はこぞって政府、与党を批判し始めた
 私がことの真相を始めて知ったのは、その家族達の記者会見の裏に、左翼の人達の後押しがあったと言うのを、週刊誌の広告のタイトルで知ったからだ。
 つまりその家族達は彼らからけしかけて、無茶な発言をしていたのだ。
 私はこれでこの一連の左派の活動やマスコミから一番傷つけられたのは、純粋な気持ちでボランティア活動していた高遠さんで、彼女がそれ以後表に顔をださなかったのはその為だと思っている。

と書いた。
 
  (私の意見では高遠さんを除く)拉致被害者とその家族の言うことが正しく、この問題を起こしたの政府の言うことを聞かず、イラクに出かけて三人の自己責任でと言うのが間違っているして、政府は悪、被害者ととその家族は善としたマスコミの典型例だ。
 そんな報道をするから、自称記者のようにヒーロー見たいな顔をして、イラクからの帰還の飛行機代の支払いを拒否し、講演をして回るノー天気の人まで現れるのだ。
 高遠さんはその後ヨルダンで、イラク入りをしようとする日本人を思い止まらせるボランティア活動をしている報道を聞いたが、自称記者と彼女との間には格段の差がある。

[マスコミの責任]
この流れは、どこの新聞やテレビの報道でも一貫している。
・沖縄自決問題の報道
・年金問題の自治労に属する社保庁の職員の怠業に付いての腰の引けた報道
・選挙中と言うのにの赤城さんの絆創膏問題の報道
などがそれだ。

この傾向は特に特に朝日新聞を始めとする一部のマスコミに著しく、
・教科書問題での多くの誤報か捏造?報道
・慰安婦問題の誤報か捏造?報道、韓国側に対する腰の引けた報道
・給油問題での政府攻撃
・年金問題での政府攻撃、そのもとを作った自治労は攻撃の対象外
などなど数えればきりがない程だ。

 マスコミが権力に立ち向かい、弱いものを守ろうとすることは良いことだ。
 然し、そのために偏った報道や批評は国を誤ることに成りかねない。

 いま政府や自民党も民主党も世論の動向を見ながら、難しいねじれ国会の運営をしている。
 詰まり世論を形成するに大きな力があるマスコミも権力者であることを忘れてはいけないと思う。

 朝日新聞を敵に廻した安倍さんは、選挙で大敗したがその理由の一つが選挙中と言うのに小さな絆創膏問題を大々的にとりあげて報道だ。

 読売新聞の渡辺恒雄さんは、大連立構想で政局をいっそう混迷にさせた。

 今や日本での権力者の一つとなったマスコミは、政府、与党、国民、宗教団体、労働団体に囚われず、公平な報道をすることで国に貢献して貰いたいものだ。
 まして朝日のように自社の主張を通すたために、間違った報道を関係各国に送りつけるなどは言語道断だ。

参照:
 カテゴリー → ジャーナリズム

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