昨日の読売新聞の「参院選ネットモニター」の調査が出ていました。 (以下すべて%)
・内閣支持率 16
・民主党支持率 20
・子ども手当て評価 34
・高校授業料無料化評価 51
・高速道路無料化評価 23
・首相は政治と金の説明責任果たしている 10
・小沢幹事長は政治と金の説明責任果たしている 6
・普天間問題で5月末まで決着できないとは首相は退陣すべき 67
(読売は高校生以下の子どもをもつ家庭の評価も出していますが、子ども手当て、高校授業料無料化で大きな評価をしている以外の点では平均評価とほぼ同じ評価を示している点を取り上げ、今年度予算が執行されればせ内閣の支持率が上がるかどうかは不透明と説明しています。)
各党の政党温度計(各党への評価を温度で表現したもの)
民主 32(前回の衆院選時52)
みんな 31
自民 29
新党改革 21
たち日本 21
共産 20
公明 19
新党日本 18
国民 17
社民 16
(各党全体の平均温度22(前回33)
内閣と民主党の支持率の数字は今までの世論調査の数字とかけ離れていますので(理由は後記) 、それなりの読み方をしなければならないと思いますが、それでもほぼ次のような傾向は読めると思います。
・民主党の目玉政策は高校授業料無料化を除いては殆ど評価されていない
・鳩山さんと小沢さんの政治と金の問題が評価に影を落としている。
・それでも民主党への期待度はトップに立っている
・みんなの党の期待度は民主党に次いで2位でしかも1度の差しかない
・自民党はみんなの党より期待度が低い、しかも2度の差もあけられている
[私の意見]
今回の一番に目立った点はみんなの党への期待度が異常に高いことと、民主党が読売が上げた項目での評価が良くないにも関わらず依然としてトップの期待度を持っていることです。
これから言えることは国民は読売が調査項目に上げていないが、民主党の政治主導の行政改革を支持し、それを第一の政策目標にしているみんなの党に大きな期待をかけているのだと思います。 (調査項目で公務員制度改革が抜けたのが、内閣と民主党の支持率が他の調査に比して低い原因でしょう)
自民党は鳩山政権の公務員制度改革(これもボロが次々に出ていますが)への国民の期待度が如何に大きいかを真っ直ぐに見る必要があると思います。
そして自民党は鳩山政権ががたがたになっている今でも、野党第一党である自党が低支持率に低迷していこと、そして自民党政権がこの国民の公務員制度改革への期待に如何に応えてきたかを反省する必要があると思います。
私の考えでは自民党はこの問題で国民に応える以前に、このことを気がつかなかったか、または気がついても軽視していたのではないかと思っています。
私はこの点を取り上げて、麻生さんが指示した公務員制度改革への人事院総裁の反発、出先官庁の統合問題で省庁からのゼロ回答による腰砕けの姿勢を見て、もし衆院選で敗退するとしたら公務員制度改革への政権の弱腰姿勢が敗因の大きな理由であると知るだろうブログにも書き、投書もしてきました。
今の自民党の低支持率の原因の一つに党内の改革が進まないと言われています。
それが進まないことを理由に与謝野さん、舛添さんが去りました。
そして自民党の若手の人達も人事の一新を上げてその一例として(怖い顔の)大島幹事長を降ろすべきだと言ってきたそうです。
私は去るべきは麻生政権の時に国対体委員長として小沢・山岡ラインと戦い、彼を支えて来た大島さんでなくて、公務員制度改革への国民の期待に気がつかずに、麻生さんの足を引っ張ってきた族議員や一部のベテラン、党内基盤の弱い麻生さんの支持でなく批判ばかりしてきた領袖こそ第一線から去るべきだと思うのですが。
自民党内部のことは判りませんので個人的な名前は避けますが、谷垣さんは誰が麻生さんの足を引っ張ってきたか良く判っている筈です。 (まさか谷垣さんもその中に入ってはいないでしょうね。)
後は谷垣さんの決断を待つしかありませんが、果たしてどうなるのでしょう。
外野から見ると、 (自党のことに手を着けられない)自民党はひたすら鳩山政権の敵失を祈るだけのように見えますが事実はどうなんでしょう。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。
↓
政治ブログランキングへ