前回の「ボロボロの菅内閣と頑張っている政務官」のエントリーで、自民党員の追及を逃げ回っている菅内閣閣僚の例を書きながら、自民党自身の民主党政権追い落とした後の体制が気になりだしました。
新聞では、「失言内閣もはや末期」「自民、問責攻勢の構え」などの大きなタイトルが並んでいます。
一方では依然として民主党に優しい一部のマスコミが、非常事態での折角の国会審議で実のある討論をして貰いたいと言っていますし、無党派を自称している私もそう思います。
18日の参院の予算委員会で、約半日掛けての審議で自民党からまともに政策の審議をしたのは、林さんが温暖化ガス25%削減、製造業への派遣禁止、最低賃金引上げの設備投資への影響を聞いた位で、残りの全ては世耕、宮沢、丸川さん達の、柳田さんの発言、防衛次官通達、暴力装置発言、尖閣ビデオ公開の問題などの菅政権のポカの追及に終わりました。
昨日の同じ委員会では公明党はその隙間を突いて、菅内閣の政策論議をしていました。
自民党の立場から言えば公明党が良い子ぶっていることになるのでしょう。
私は政府攻撃は良いですが、少なくとも審議時間の3分の1は政権に政策論争を挑み、自民党の政策が民主党政権より優れている(党員がそう思うなら)ことを折角の機会を利用して国民に知って貰うべきだと思います。
民主党内閣の政策のどこ突くかに迷う位の問題ダラケの政策なのに、何故取り上げないのでしょう。
子ども手当て、農家戸別所得保障制度、朝鮮学校を含む高校無償化などなどなど。
そして閣内や党内で見え隠れする外国人参政権の問題などなど。
北海道国会議員補選、福岡市長選などの自民党連勝にも関わらず、最近の政党支持率の世論調査でも民主党16.2%、自民党16.5%で僅差でやっと逆転しただけで、小沢さんが言う「破れかぶれ解散」が仮にあっても、また彼が「今選挙があれば自民党も民主党も負ける」と言うように、自民党勝利の確実性は少ないようです。
確かに小泉進次郎さん始め若手政治家の国会審議の登用が目立ちますし、党幹部への若手登用が進んでいます。
然しネット上では依然として国民はまだ民主党政権に優しいようですし、自民党アレルギーや同党政権への飽きがあるようですす。
そして、仮に自民党の優勢が明らかになった時、過去の例から見て十中八九は朝日新聞などの同党への攻撃が激しくなるような気がします。
自民党の今やるべきことは、自党の支持率を上げること、そのために今進んでいる党内の若返りの他、派閥の領袖や族議員と言われる人達のリーダー選んで、それをリモート・コントロールしようとするような古い体質の改善をすること、そして民主党より優れた政策の立案と共にそれらのことを国民に知って貰うことだと思います。
野党の悲しさでこのことは余り報道して呉れませんが、文句を言っても仕方がないので、自分から発信するしかないと思います。
そのためにはネットの有効利用、演説会の開催の頻度を上げるとうありますが、ボロボロに成り掛けている民主党内閣のお蔭で、国民の関心が高まっている折角の国会中継を活かさない理由はないと思うのですが。
自民党は(自党の為だけでなく) 、日本の為にも「問責攻勢の構え」だけでなくその体制の整備とともに戦略をもう一度見直すべき だと思います。
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