masaring

自己チューの進行形日記でshow。

「あの娘たずねて」。

2008年07月10日 | 音楽!何でも大好き

20080708_005

木槿が咲いた。花言葉はデリケートな美。私は歌を口ずさむ。】

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週に2・3回、仕事の関係でKさんに会う。
Kさんは私より確か11歳年上のはず。60代半ばだ。

私の高校の時の「生物」の先生でもあった。まあ成績が
良かった私?だから久々に会った時も覚えてくれていた。

何十回と会う内にKさんの青春時代の話も語ってくれた。
そして私が音楽好きだと言うことも最近知ったようだ。

Kaze

「まっちゃん!!私はこんな歌が好きなんだよ。」
通信販売で買ったCD全集を見せてくれた。

「このCD、車で聴いてるんだけど好きじゃない歌もあるんだ。
 だから、好きな歌だけ集めたCDに出きたら嬉しいんだけど。」

「あくまでも個人的趣味で車で聴くんですよね?」(私)
「勿論そうだよ。私の青春時代が懐かしくてね。」(K)

「作りますよ。それだったら三枚位のCDに出来ますよ。」(私)
「エッ、ほんとに。じゃあお願いするわ。でもね。」(K)

「大丈夫ですよ。CD-Rは個人で楽しむ分の著作権の料金も
 商品の価格に含まれてますから。」(私)

「そうじゃなくて、一番聴きたい歌が無いんだよ。大学を出て
 教師になった頃、流行ってた歌。“あの娘たずねて”が。」(K)

「その歌。私、CD持ってますよ。」(私)
「エッほんと!あの伸びやかな高音。山手線で大学へ通ってた
 頃を思いだすんだ。青春時代の心が今も蘇るんだ。」(K)

思い入れがあるらしい。早速その曲も収録したCDをプレゼント。
勿論、大変喜ばれた。毎日、車で聴いているらしい。

そう。私もその歌が大好きだったんです。当時小学生の私。
声変わりしてなかったから高音も出て、よく歌ってたんだ。

懐かしくなった。彼の消息についてネットで調べたが中々
見つからない。でも最近のwebニュースで消息が分かった。

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1965年、昭和40年のヒット曲をひもとけば、「柔」に
「涙の連絡船」、「知りたくないの」などがあるよね。

そしてもう一曲、♪花の東京の どまン中 ぐるり廻るは 
山手線……の青春歌謡「あの娘たずねて」も忘れ難い。

明るくノビやかな歌声は今も耳に残っている。
さて、今彼はどうしているんだろう。

彼は今、地域や企業のイベントのゲストにカラオケ大会の
審査員、そしてディナーショーに出演しているらしい。

最近の仕事は、地方にも行くらしい。
とくに出身の青森には毎年出かけいつも盛り上がると言う。
なにしろ青森出身の歌手で3番目が彼ということらしい。

彼は結婚して36年。奥さんはOSK出身の方だと言う。
今では、彼のマネジャー的存在だそうだ。

新曲も、もちろん出していると言う。彼のヒット曲を
すべて手がけてる先生が書いてくれたそうだ。

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故郷の津軽をテーマにしてて、津軽弁がふんだんに
盛り込まれている歌だ。彼は16で上京して以来、ずっと

標準語でやってきた。もう津軽弁のイントネーションを
忘れたと思ってたらしいんだけど、いざ歌ってみると、

実に滑らかに、歌詞が出てきたと言う。
津軽弁が体に染み付いてることを再確認したと書いている。

Kaze

さて、彼は1965年、19歳でデビュー。
2枚目のシングル「あの娘たずねて」がミリオンセラーとなり、
たちまち売れっ子の仲間入りをした。

歌手志望だった兄がデビューに向けて準備をしてたところ、
たまたま音楽関係者が彼の声に関心を持ち、お兄さんは
ちょっとトシを食い過ぎてたので、弟でいこう、と彼に

お鉢が回ってきたらしい。冗談みたいなデビューだったのに、
それがさらにヒットにつながって。兄は地団駄を踏んでと言う。

翌年には「リンゴの花が咲いていた」。
そして、「君が好きだよ」が続いて大ヒット。

押しも押されもせぬ人気歌手として喝采を浴びた。
テレビ各局の歌番組を掛け持ち、一方で地方公演もある。

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最近しばらくは、1日2回公演なんてごぶさたらしいが、
当時は2回はおろか、3回公演が当たり前だったらしい。

ところが、 そんなに忙しい思いをしたのにもかかわらず、
稼いだおカネは、 ♪別れ別れの 西東 誰かあのカネを
あ~あ 知らないか~ らしい。芸能界は不可解だネ。

今彼は、東京のマンションに夫人と2人暮らし。62歳。
娘さん2人はすでに結婚し孫が3人いる、と言う。
今も大好きな歌を生業とし、彼は自分の人生を歩んでいる。

Kaze

♪そこが初恋 有楽町 いつもあの娘と逢った町
  ところが世間 ままならず 別れ別れの西東
  どこであの娘は ああ 泣いてやら♪
(Kさんの初恋と想像。)

Kさんは大学生に。私は歌謡曲が好きになり始めた小学生に
タイムスリップした。(私はただの歌好き少年に他ならない。)

でも62歳なんて今の時代。若いよね。

彼の今の全曲集が急に欲しくなってネットで購入しちゃいました。
今も高音が伸びやかだ。私もさわやかな気分になっちゃった。

人生色々。今は第一線でスポットライトを浴びることが無くても、
自分の決めた道を歩んでいる彼は最高の幸せ者だよね。

そして彼に再び励まされた、私もKさんも幸せ者だね。

歌っていいネ。人生の伴侶だね。

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それでは音楽。「あの娘たずねて」はネットでも聴くことが可能。
だからこの歌を選びました。下↓をクリックして聴いてくださいネ

リンゴの花が咲いていた

 

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【初恋の彼女を探す旅をしたいけど、、、。私、初恋が成就?】

※何か複雑な気持ちで、この記事を書いちゃいました、、、。

コメント (4)
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