masaring

自己チューの進行形日記でshow。

縁の下のミネラル、銅。

2008年07月19日 | masaringの内緒話

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【万両。花言葉は「徳のある人」。金属でこれに価するのが銅。】

Ha1

約1万年前、人類が最初に手にした金属は銅だってね。
今じゃ、硬貨・電気ケーブル・給水・鍋・IT機器の
プリント基板の配線など様々な用途に使われている。

でも、そんな銅は私達の健康や病気予防にも役立っている。
人間の体内には、約80~100ミリグラムの銅が含まれて
いるらしいんだ。毎日2~5ミリグラムの銅を摂取し、

それを排出しているらしいのだが、これが血液を作ったり、
骨や血液を正常に保ったり、脳の働きを助けているらしい。

たとえば血液においては、ヘモグロビンの合成や赤血球の
生成の触媒のような働きをもつらしい。

血液を作るには勿論、鉄分が必要だが銅が不足すると鉄分の
利用が妨げられてしまうため、ヘモグロビンがうまく
合成できず、貧血を招いてしまうこともあるらしい。

もっとも、銅の摂取量不足を無闇に心配する必要はない。
銅はさまざまな種類の食べ物に含まれているため一般的な
食生活を送っていれば、銅の欠乏で病気になることはないし、

人間の体はうまく出来ていて少なければ溜めておき多ければ
排泄を促す働きもあるらしいのだ。《人間の体、不思議だね。》

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それに仮に銅を多量に摂取し過ぎた場合でも、銅が胃の
粘膜を刺激して嘔吐作用を起こすため、体内に入って
中毒を起こす心配は少ないというこだ。

 

でも、銅製の調理器や食器を使う時は、
さびの緑青
(ろくしょう)が気になるよね。

ところが、緑青は「普通物」にあたると判断され、毒性の
程度はチーズやバターに使用される合成保存料と同程度で
衛生的に問題のないことが、実験で証明されているという。

Ha1

いま何故、銅?《私が一番気になる点だね。》

近年、銅は細菌の働きを抑えたり、汚れを防ぐ力が大きい
ということが注目されているんだってさ。

でも、銅の抗菌効果は古くから知られていたんだよ。
多くの人が手を触れる障子やふすまの取っ手や手すりには

銅や真鍮が用いられてきてるよね。
これは、銅に「微量金属作用」があるためなんだって。

微量の銅イオンが溶け出した液体の中では、微生物や細菌等が
死滅する。細菌や微生物の中に許容量を超えて溜まった
銅イオンが、酵素の働きを邪魔するからだ。

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この作用はほかのケースでも活用されているよ。
たとえば、花瓶の中に10円玉を入れて長持ちさせたり

靴の中に10円玉を入れておくと水虫対策にもなるらしいね。
この特性を活かし最近、銅繊維を織り込んだ靴下もあるという。

銅の抗菌効果は医療分野でも注目され医療機器にも用いている。
院内感染を防ぐため、銅を利用して病院の衛生環境をつくる
実証実験も進んでいるらしい。

Ha1

他にも銅の研究として、動脈硬化の防止アルツハイマー病治療・ 
レジオネラ菌対策Оー157対策としても期待されているらしい。

銅は、血液作りや抗菌など縁の下の力持ち。
縁の下のミネラルなんだね。

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【今年2度目のタニウツギが咲いた。自然はみんな力持ちだ。】

※今日の記事。私、一番苦手な分野に挑戦してみました。

コメント (4)
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