隊長曰く/RFC名古屋

釣れた日には釣りのハナシでも(笑)

長良川のヒメボタル鑑賞案内

2016年05月10日 09時41分51秒 | 花鳥風月

 アクセスログを見ていると「長良川」「ヒメボタル」で検索して当ブログを訪れてくれる方が最近多いようです。長良川河川敷(岐阜市内)のヒメボタルは年々生息量を増やしており、今や「東海地区最大の聖地」なんて声も聞かれるほどになりました。そこでヒメボタル鑑賞の案内を、簡単にですがあらためてご紹介しておきましょう。

【見られる場所】
 岐阜市内、鵜飼い大橋上流右岸の河川敷内にある竹林です。行政と地元有志(岐阜竹林整備風と土の会)が協力して「岐阜市竹林広場公園」として整備、公開している場所です。公園といっても特別な施設があるわけじゃなく、簡単な遊歩道が設けられている程度。竹の間引きや下草刈りはこまめに行われていますが、一見すると普通の竹林です。

【アクセス】
 ヒメボタルが見られるのは深夜ですので、マイカーで行くしかありません。風と土の会HPに書かれている駐車場は、夜間も使えるのか不明です。堤防道路からの入口にチェーンが架けられているかもしれません。その場合は鵜飼い大橋下流、岐阜グランドホテル前から河川敷公園(リバーパークおぶさ、水泳場とか納涼台跡とか行った方が分かりやすいかも?)に入り、突き当り(鵜飼い大橋下あたり)まで進んで車を停めるといいでしょう。
 ただし大半の方は現場へのアクセスの良さから堤防道路の下、雄日ケ丘公園周辺に路上駐車しています。あまり褒められたことではありませんが。なお堤防道路上にはぜったい駐車しないように!

【見られる時期と時間帯】
 年によって前後しますが、5月半ばから6月上旬を目安としてください。時間帯は22時頃から2時頃まで。0時前後がピークになります。20時過ぎにピークを迎えるゲンジボタルと異なり、深夜しか飛びませんのでご注意を。 

【写真を撮りたい方は】
 写真を撮る場合は三脚が必須です。マニュアルモードで長時間露光することになります。ストロボを焚くのは甚だマナー違反ですし、焚いたってホタルは綺麗に写りません。
 上の写真は無灯で30秒露光したものをPhotoshopで3枚重ね合わせていますが、ぜんぜん物足りません。観光案内や写真ブログに出てくるような光が乱舞する写真を撮るには同一アングルからの写真を数十枚重ねるなど、それなりの機材と技術、根性が必要です。マニアはそれこそ明るいうちから来て準備を進めていますから。
 素人は無理に写真を撮ろうとは考えず、記憶に焼き付けた方がいいと思います。三脚があるなら動画を撮った方が、まだ見られるものになるかもしれません。

【その他注意事項】
 夜間ですので防虫スプレーを塗っておきましょう(ホタルも虫だからそれはやめるべき、というご指摘がありました。実際のところ防虫スプレーをホタルがどれだけ嫌うのか分かりませんが~防虫スプレーが効果を発揮しない昆虫は少なくないようですし、そもそも防虫スプレーは忌避剤であって殺虫剤ではありません~そのご意見も一理あるとは思うので訂正させていただきます。ホタルに対する防虫スプレーの影響で科学的データをご存知の方があれば教えてください)。現場での懐中電灯の使用は厳禁です。近くにはコンビニも自販機もありませんので、必要な物があれば事前に購入しておいてください。もし路上駐車される方は、周辺は住宅街ですので、音を立てないなどの気遣いもお願いします。

 最後に、ヒメボタルは持ち帰らないでくださいね!