あまりの渇水で川へ行く気も起きないもんで、前々から気になっていたトレブルフックの重さを計測してみました。今回は昨今私がサツキマス釣果の7割くらいをたたき出しているシュガーミノーSG80F用フックです。個体差を考慮して、5本まとめて測って1本あたりの値を出しました。とりあえずは5種類。その結果は...
標準装着ST-36BC #8/オーナーばり/8本600円 0.336g
ST-26TN #8/オーナーばり/8本600円 0.230g
トレブルRB-M #8/がまかつ/6本700円 0.308g
トレブルRB-M #7/がまかつ/6本700円 0.368g
トレブルSP-M #8/がまかつ/6本600円 0.300g
#8の中ではST-36の重さが際立っていますね。でもここに挙げたハリであれば、交換による泳ぎの変化はごくわずかです。もちろん厳密には軽くすればウォブリングが大きく軽やかになり、重くすれば小さくなって安定性が増しますし、ST-26やRB-M #7ではそこを狙ってフック交換することはありますが。実用上はそう神経質になる必要はないと思います。SG80ならそのへんフトコロが広いですし。どのハリも1本1本の個体重量のバラつきは案外大きく、必ずしも期待(懸念)どおりにはならないのも事実です。
ST-36は使っていてバランスの良い、標準装着に適したハリだと感じます。ただし軸が太めなのとシャンクが短めなせいでしょうか、ショートバイトを乗せる力がちょっと弱い気もします。そのため僕は交換時にRB-Mを使うことも多いです(重量面ではトレブルRB-MHがST-36に近いのかもしれませんが、うちの近所では#6以上しか売っていません)。このハリはST-36と同様のラウンドベンドですが、少し細くシャンクが長くなります。ST-26はショーバイトの多さにイライラするような時が出番です。このハリの乗せる力は抜群です。若干バラシが多いように、またナマリが早いようには感じますが。
またST-36以外は極小バーブを採用しています。貫通力の差は歴然です。その分しっかりフッキングするので、デメリットを感じることはまずありません(釣り方にもよるでしょうが)。個人的にはすべてのハリの極小バーブまたはバーブレス化を望みます。
さて、数ある中でもトータルバランスではRB-Mが群を抜いているように思います。この銘柄、鋭利さが長持ちするのも魅力。ただし皆さんご存知のように価格が高い!オーナーの各ハリが昨年値上げしたけれど、それでもまだ価格差大です。おかげで、ここぞという時にしか手を出せません。