このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
久しぶりに岩手県内のスーパーマーケットでの、福田パンの実演販売に行ってきた。
盛岡市と矢巾町に直営店舗が3軒あるものの、そちらに行かなくても対面で具材をオーダーして購入できる、楽しく貴重な機会だ。
ふわふわの巨大なコッペパンに売り子さんが塗ってくれる具材は2種類まで同じ価格なのも嬉しい。
個人的には濃厚なリンゴジャムとホイップクリームを組み合わせた「エンゼルホイップ」が気に入っている。
これは品がいいとは言えないのであまり教えたくないのだが、福田パンの楽しみ方は、3種類別のものを買って3等分し、一切れずつ食べるのがサイコーだ。
我が家の子供たちも、いまや当たり前のようにそうしており、教育上よくなかったな、と内心反省している。
さらに書くと、娘には僕が端を取って常に真ん中部分を渡してきており、今も隣りで幸せそうに真ん中を3つ食べているけれど、まもなく世の男性のみながみな、そうはしてくれないと知ることになるだろう。
創業者は宮沢賢治の稗貫(のちの花巻)農学校勤務時代の教え子。
パンが大きくなったのは、店に買いに来る岩大の学生たちの空腹を満たそうとしてのことだったというから、福田パンは賢治先生のスピリットがしっかり受け継がれた、ほんものの食べものなのだ。