このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
大男はジョークのネタになることが多いので、なるだけ危険には近寄らないできた。
危険なものとは、ボウリング場の貸し靴(サイズ切れを言い渡される危険あり)、プラネタリウム(リクライニングすると後席の方に頭がイスから飛び出す危険あり)、座高計(うっかり真面目に座ったら1メートルまでのメモリを振り切る危険あり)、それから、帽子。
体が大きな子供が運動会でかぶる紅白帽のサイズがなくて、後ろに切れ目を入れられたというトラジコメディなエピソードは時々見かける。
それが今年になって、僕はほぼ毎日帽子をかぶり続けている。
いやいや、ハゲ隠しではない。
大災害に再度見舞われた時に備えての体力維持の一環として行なっているウォーキングで身に着けているのだ。
東日本大震災から12年経てば、みなが12年老いたということなのだから。
今年の酷暑には大きめのストローハットをいくつか購入して、とっかえひっかえかぶった。
とりわけ、映画「インディ・ジョーンズ」シリーズの中で主人公がかぶっている帽子、その復刻版をルーカス・フィルムからライセンスを得て製造しているドーフマン・パシフィック社製のものは、アメリカらしい粗削りなデザインが気に入った。
また、フェルト帽はイタリア製のクラッシャブル・ハットを手に入れた。色はオリーブドラブ(旧アメリカ軍色)。
ただ、帽子をかぶっている自分をショーウインドウや鏡で見ると、なさけないほど似合っていない。けれども、毎日かぶってみて分かったこともある。似合う似合わないではなく、帽子姿は見慣れるということが大事なのだと。負け惜しみか。
帽子といえば、ハンフリー・ボガート。
「三つ数えろ」(1946年)でドロシー・マローンと。
さりげなくベルトはウエスタンだ。