県北のK市からまいりましたNPO法人なごやかの井浦と申します。
本日このように盛大な会にお招きいただきまして、大変光栄に思っております。
諸先輩のみなさまをさしおいて、はなはだ僭越ではございますが、ご指名により、ひとことお祝いと、お礼を述べさせていただきます。
当法人は、介護サービス事業所をK市と、隣県I市で運営しておりましたが、東日本大震災で複数の事業所が流失するなど大きく被災いたしました。そのうえさらに顧問税理士さんが亡くなって、年度末の決算はどうしたものかと途方に暮れていたのですが、そんな折、M創研さんのHPを拝見して、わらをもすがる思いで電話を入れたのがお付き合いの始まりでした。
翌日には早速O税理士さんが来訪され、あの百万ドルの笑顔で大丈夫ですよ、お任せ下さい、と言っていただいた時は、本当に膝から力が抜けるくらい安堵したものです。
その後、事業所を再建し、二県にそれぞれ社会福祉法人を設立しておりますが、計三法人はすべて、こちらM創研さんに業務委託しております。
M創研さんの魅力はそれこそ枚挙にいとまがないほどですが、今夜ぜひともお話しておきたいのは、男女問わず、チャーミングな社員様が多いことです。O税理士さん、S税理士さん、現在の担当のTさん、新入社員の頃にいらしていたYさん。
これは決して偶然ではなく、Y代表様の眼力とセンスなのだろうな、とひそかに感じております。
また、代表様の思い描く会社の形につきましても、ワンストップサービス、トータルサポートサービスを税理の分野から、顧客や法人のライフステージに落とし込むという斬新かつスマートなコンセプトには内心舌を巻く思いです。
今後この日本の社会がダウンサイジングして行く中で、その時々の顧客のニーズに応えながら長期に渡るお付き合いを可能にすることは、会社にとって何よりの強みです。
私は、M創研さんが急成長して行く過程を、遠くK市から目を見張る思いで拝見してまいりました。
どこまで洗練された企業になるのか、どこまで飛躍するのか、本当に楽しみです。
そのためには、我々顧客たちもまた同じように成長を続けながら、M創研さんを盛り立てて行かなければと考えておりますので、今後とも一層のご厚誼を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。
長くなりましたが、結びに、M創研様、そしてご出席のみなさまがたの益々のご発展とご健勝を心より祈念申し上げます。
本日は誠におめでとうございます。
頭の悪い男子高生だった僕は、修学旅行先の京都で旅館に着くとすぐ、市内見学にも出ずに生徒同士の賭けポーカーに熱中した。
それが運悪く、持参した小遣いのほとんどを初日にスッてしまい、夜食を買う小銭にもこと欠くありさまだった。
クラスメートと二人、腹が減ったなあ、と館内をうろついていると、1階の売店のカウンターの上に、お碗に山盛りになった生八ツ橋の試食品が置き忘れられているのを発見した。
試食品と書いてあるからには食べていいんじゃないか、などと言いながら口に入れると、初めてのニッキ独特の味に一瞬顔を見合わせたものの、まあ仕方ないや、いや案外いけるかも、と結局全部食べてしまった。
翌日、借りたお金を軍資金にしてなんとか負けを取り戻し、意気揚々、家族へのお土産を買いに売店へ行ったところ、試食品のたぐいはすべて撤去されていた-。
それ以来、この末広がりの形の菓子は大好物の一つとなっている。
後年、妹が天台宗の寺院に嫁ぎ、本山の比叡山延暦寺へ夫婦して出かけるたび、ハイ、兄さんの好物ね、と律儀に(いくぶん小馬鹿にして)一番安価なものを買ってきてくれるのだ。