<3日目>4月10日 山中温泉~一乗谷朝倉氏遺跡~永平寺~東尋坊~兼六園~金沢駅
この旅の最終日は締めくくりにふさわしく北陸のスタンダードな観光地盛りだくさんでした
北陸旅行初心者だったのでここだけは外したくない所ばかり
まずは早起きして朝食前に鶴仙渓遊歩道のあやとりはしからこおろぎ橋まで森林浴散策
S字型の斬新なデザインのあやとりはし
橋の上からの眺めは大聖寺川の清らかな流れと渓谷沿いの新緑がすがすがしい
新緑もイイけど秋の紅葉の時期の眺めはいかばかりか・・・
こおろぎ橋はなんと総檜造りなんだって 贅沢
温泉街も素敵でしたが渓谷沿も遊歩道が整備されていて朝の散策に癒されました
途中、姿は見えず穴の奥の方から「ワンワン」と聞こえる鳴き声のカエルに遭遇してビックリ
ウシカエルは知ってましたがイヌカエルもいたとは感動しました・・・・
綺麗な温泉街や共同浴場の体験や遊歩道の散策や山中温泉の人気のほどが納得です
大満足の山中温泉を後に朝いちの観光地は一乗谷朝倉氏遺跡
1日目の富山県から2日目の石川県からついに3日目は福井県へ移動で、これで北陸3県跨りました
ここも桜が超見ごろの満開
戦国時代に朝倉氏五代が103年間にわたって越前の国を支配した城下町跡がほぼ完全な姿で発掘され一部は再現されている。
京都の金閣寺、広島の厳島神社に並び、ここ一乗谷朝倉氏遺跡は国の三重指定(特別史跡・特別名勝・重要文化財)
中世唯一最大の大変貴重な文化遺産
戦国時代にタイムスリップしたみたいで歴史ロマン
織田信長の命令で3日3晩の焼き討ちで城下町は焼土と化して
皮肉にもそのお蔭で当時のままの様子がほぼ完全な状態で残ったそうです
松雲院唐門(しょううんいんからもん)
朝倉義景の菩提を弔うため、館跡に建てられた松雲院の山門。豊臣秀吉の寄進といわれ、
朝倉家の家紋も刻まれている。江戸中期の再建
5代義景(よしかげ)は、後の15代将軍足利義昭を一乗谷の安養寺の御所に迎え、また南陽寺の観桜宴等で歓待しますが、義昭を奉じて上洛することはしませんでした。
天正元年(1573)織田信長との刀根坂の戦で敗北し、戦国大名朝倉氏はついに滅亡、一乗谷の町は戦火によって焼土と化したのです
それにしてもタイムリーにもその因縁のイトザクラ(枝垂れ桜)が見事に咲き誇ってました
今回の観光ではここは眼中になかったのですがこんな素晴らしい中世の遺跡があったことに驚かされました
蛇足ですがなんと犬のお父さんはここ生まれだったのね
曹洞宗の大本山永平寺へ
今から約760年前の寛元2年(1244年)、道元禅師によって開創された出家参禅の道場。
去年は高野山に行ったので残りはは永平寺と延暦寺が気になっていて・・・
今回念願の永平寺に来ることが出来てウレシイ
古杉の林立する中に回廊で結ばれた七堂伽藍が整然と並び
一般的な寺院とは違い、檀家制度はなく、世俗と離れ、日々黙々と200人〜300人の雲水【うんすい】=修行者が修行している
境内を去年から修行に入ったばかりの初々しい若い雲水さんに案内してもらいました
長い木の階段や廊下を雲水さんについて行くのが結構大変でした
仏殿 七堂伽藍の中心に位置して永平寺の御本尊、釈迦牟尼仏が祀られている。
仏殿から見た中雀門
山門から見上げた中雀門
鐘楼堂しょうろうどう
年末の某放送局の行く年くる年で見る除夜の鐘ですね
傘松閣さんしょうかく
この大広間は別名「天井絵の大広間」と呼ばれ、花や鳥などを描いた230枚の絵は、昭和5年当時の著名な画家144名によるものです。
樹齢700年といわれる鬱蒼とした老杉に囲まれた静寂なたたずまいが荘厳さを感じられます
この太さとっても貫禄があってご利益ありそうなので思わず触ってしまいました
上を見上げると新緑の小ぶりなもみじの葉がまた美しい
秋のころの紅が目に浮かびます
この旅のクライマックス東尋坊(名勝・天然記念物)へ
柵もなにもないので自己責任での散策です
岩の名称は複輝石安山岩の柱状節理で、これだけ大きな規模の柱状節理の安山岩は日本でもここ一ヶ所だけ。
柱状節理世界三大絶勝の一つになっています
岸壁の高さが20メートル以上に及ぶ大地の断崖は勇壮でした
福井県から石川県金沢市にある特別名勝・兼六園へ
加賀百万石前田家の歴代藩主が(築庭が1676年)約180年かけて作り上げた大名庭園の傑作。
江戸時代の回遊林泉式庭園の特徴を今日に残す代表的庭園。
桜が見事に花見橋からパチリ
兼六園は、水戸の偕楽園、岡山の後楽園とともに、日本三名園の一つに挙げられます。
偕楽園は先月行った来たばかりですから 後楽園もいつしか行かなくては・・・
それにしてもこのガイドさんが凄かった
個性的かつアクティブで手振り身振りでの説明が圧巻すぎて景色より印象に残ってしまいました
周囲の観光客もあっけにとられ、外人さんは兼六園ではなくガイドさんのパフォーマンスにカメラを向けてましたから
明治記念之標
左下にガマカエル
日本武尊(やまとたけるのみこと)の像の足元の寄せ石がスゴイ
100年以上前に作られたものなのでコンクリートなどは無い時代ですから
それなのに、この寄せ石は、地震や台風でも一度も崩れたことが無いそうです
その言われがヘビ、ガマ、ナメクジがお互いをにらみ合い、三すくみとなっているから石が崩れないとか
左上の砕けた部分がナメクジ 右上にヘビ
ガマは残念ながら写真にきれてしまい上の写真だと矢印の部分()に写ってます
「ヘビはガマを食べ、ガマはナメクジを食べ、ナメクジはヘビを溶かす」
この三すくみで崩れないのがホントかウソか興味深い話でした
兼六園のシンボルとしてよく知られ、観光写真でも度々登場する2本脚のことじ灯篭
ちょうど通りかかったら霞が池の橋で和服姿で写真撮影してました
松の枝が池の上まで大きくせり出していて枝ぶりが迫力あって素晴らしすぎます
残念ながら時間がなく忙しくガイドさんに連れられ数か所だけのポイン見学でアッと言うまに終わってしまい・・・
初の兼六園まだまだ見るところ残っていて再度訪れなくてはなりません
最後は加賀金箔の店に立ち寄りました。
輪島塗の漆器とは対照的なきらぴやかな金箔漆器です
加賀の金箔を使った伝統合芸品がいろいろあって
軽くて丈夫で色あせなくて特にジュエリーにちょっとそそられました
金沢駅で旅も終わり
北陸新幹線の開業で進化した東口はガラスドームで斬新なデザインの駅舎です
伝統芸能に使われる鼓をイメージした「鼓門」はその東口の玄関にそびえています
なんとアメリカの旅行誌「Travel & Leisure」にて世界で最も美しい駅14選に選ばれたそうです
帰りの新幹線の出発前に広場で最後の記念撮影して
夜7時金沢発で北陸新幹線と東北新幹線を乗り継いで11時前には自宅に無事帰ってきました
それにしても大宮駅から東北新幹線の乗り換えが4分しかなくて・・・
重いスーツケースを持って階段を移動するのはアラカンにはキツカッタ
ギリギリで乗り継ぎ成功
最後まで気が抜けない旅行でした
これで北陸旅行の旅の復習おわり。