波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

第27回『ほんのおつきあい』全記録

2021年06月11日 | 読書

3月休会し4月18日開催。久しぶりの読書交流。ずいぶん遅くなってしまった公開だが、1人1人の感想から話題が広がり楽しかった記憶は覚えている。読書の楽しみ+交流の楽しみは他に得がたい。

 

ママヨ 最近読んだのは、掛川恭子訳の『赤毛のアン』(講談社)、村岡花子訳と違う。『アンをめぐる人々』 (ルーシー・モンゴメリー著:新潮文庫)、著者の了解無く出版され裁判になった、アンが出てこない。
このシリーズで、第一次大戦前のカナダの宗教、生き方、人種等の価値観が強く語られ差別について考えさせられる。昨年月から今月まで読み続けたがとても楽しい時間だった★5。

 

 

 

MS まぜこぜシチュー』(ロアルドダール著:評論社)、息子が小学生の時の朝読書用、童話の名作が様々に加工されたパロディの短編集。楽しかったけれど、元を知らずに読ませて良かったのかなあ★4、息子的には★2(笑)。『コンビニ外国人』(芹澤健介著:新潮新書) 、和食といっても原料も加工もサービスも全て外国人が関わっている、職場でも一緒に仕事している、人手不足を支えている実態にそうだなあと思って読んだ★4。マンガ『アイスランド』

 

 

KK 告白』(湊かなえ著:双葉社)、読んで嫌な気になるミステリー、そこまでやるかの復讐劇、背筋の凍り方が半端ない★5。『首折り男のための協奏曲』(伊坂幸太郎:新潮社)、リンクしている7つの短編集、人間の嫌なところを組み込み解決、伏線の張り方と登場人物が魅力的★4。『プロメティウスの涙』(乾ルカ著:文藝春秋社)、最高神ゼウスの怒りで死ねなくなった死刑囚と奇妙な行動をする9歳の少女との驚くようなつながり、★3。

 

 

波風立男  土井義晴著『料理学』★5。カズオイシグロ著『クララとお日様』★5。「この頃の読書」として紹介済みなので省略。

5月は緊急事態宣言につき直接交流は止めデジタル交流を行った。内容は近日中にUP予定


庭仕事が楽しくて読書時間が減った。そのせいか電気料が「ここ5年間で一番少ない」と笑顔満面のママヨさん 小椋佳『ラストアルバム』にあった〈平等理念に背く憲法〉〈信頼する政治家には会わずじまい〉(タイトル曲)の歌詞に立ち止まる。曲名『もういいかい』が言い得て妙。賢い人だ。

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