感情の湧きどころ
目に入れても痛くない、とか、耳にたこができる、とか、体の一部を使った表現は数多くあるが、私はどうしても自分の身体感覚と一致するかどうかを考えるため、基本的に使えない。つまり、当たり前だが本当に目に入れたら痛いし、どんなに同じ話を聞いても耳にたこはできないのである。首も長くならないし、うでは鳴らない。しかし、「腹」については何となくわかる。
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つい最近、とある人に対してしばらく我慢していたのだが、あるやりとりをきっかけにどうにも許せなくなってしまったことがあった。自然と浮かんできた言葉は、「腹に据えかねる」である。身体感覚とぴったりであった。腹に据えかねるという以外に表現しようがなかった。今自分は腹に据えかねている状況なのだと分かるだけで多少は落ち着くことができたが、据えかねていたのであちこちに発散させていただいた。それは余談である。
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怒りの感情はもちろん脳が処理しているのだろうし、頭にくるという表現もあるが、先の言葉には「どうしても飲み込み切れない」というニュアンスを感じる。腸は第2の脳であるともいうが、そういう事とも関係があるのかもしれない。せっかくの大きい腹なのだからもう少し許容量を増やしたいが、据えてしまった脂肪が邪魔をしている。
【波風氏談】こんな風に感情露わな記事がコメ氏から送られくるのは珍しい。波風氏は「盗人から手紙貰うよりは、腹に据えかねるの方がまだマシではありませんか」と返信した。 ※参考ブログ → 1/20公式裏ブログ「盗人から手紙貰う」