今みたいな台風の秋でなく、少し夏らしさ残っていた頃に描いた吾亦紅(われもこう)。飾ったり描いたりするために咲いてくれるのかと思う枝の張り方、花の咲き方。細いけれど直線の枝を巧みに使って空間を支配している。花でも、葉でもなく、最初から抽象画のような描線で何も無いはずの空間を「ほらこんなふうにあるんだよ」っていう感じで教えてくれる。知人からいただいて3年目、うちの土に馴染み根付いてくれた。
波風工房(波風食堂はこんなこともする場所)で電動彫刻刀を入れる箱を作った。佃煮が入っていた木箱を2つに切り分け底と蓋に。雨の日もこうやって遊ぶ 椎名誠著『遺言未満』読んでいる。家にあるはずの同著者『ぼくいま、死について思うこと』が見つからず発注。後から出てきてもいいや。『死』を普通の生活者の感覚で言葉にできる作家は得がたい
晴れてきたので木片でニワトリを作り始めようかな。