ともちゃんの最後の学校祭が終わった。規模を縮小し、保護者や一般のお客さんへの公開はせずに。それでもオンライン配信で観ることはできたし、街を歩く仮装パレードは遠くから車の中で少しだけ眺めることもできた。昨年は学校祭そのものが中止になったので、1年生のみならず2年生でさえ高校最初の学校祭。そして高3のともちゃんたちにとっては2度目にして最後の学校祭。無事に実施できたことが何よりも嬉しい。配信でのクラス発表を観ながら、本当に子どもたちはたくさん我慢をしてきて色々なものを奪われてきたのに、それでもこんな風にキラキラと輝いていることに感動。涙が出る。この先彼らが歩む長い人生の中で、この日がいつまでも色あせずに残りますようにと願わずにはいられない。悪いことばかりじゃなかったと、思える日が来るといい。まだまだ時間はかかるだろうけど。
ワクチン接種を2度終えて10日以上経過済みの実家の母が来てくれた。ともちゃんの最後の学校祭を大好きな母と一緒に見守ることができてよかった。母は家の中ではずっとマスクをしていた。絶対に大丈夫ということはないからと、この土地にしては蒸し暑い気候の中、私たちを気遣ってくれた。頑張っているともちゃんと、母を見て、ケイコも身が引き締まる思い。大切な人を守るためにまずはできることをと思う。