電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

文房具のことニ題

2007年02月17日 08時37分35秒 | 手帳文具書斎
この冬から再び使いはじめた薄型のシステム手帳(*)、なかなか便利です。太径リングのバイブルサイズを愛用していた20年前は、リフィルをたくさん保存し携帯するために、できるだけ紙質が薄いものを選んでいました。ところが、最近はたと気がついたことがありまして・・・。

システム手帳のリフィルは、1件1枚を原則としているようです。これは、梅棹大先生の『知的生産の技術』以来の鉄則で、カードを組み合わせているうちに発想が浮かんでくるのだから、カード1枚には1件のアイデアを書くことを原則としていたのだと思います。

ところが、『知的生産の技術』を読んで40年弱の月日が流れましたが、システム手帳のリフィルを組み合わせて、アイデアを考えたことが一度もないことに思い至りました。むしろ、1件1行のテキスト備忘録をgrepでキーワード検索し、それを素材として組み合わせることのほうが圧倒的に多いです。

今までもそうでしたが、手帳はとりあえず時系列でずらずらと書きとめておき、あとで暇を見てテキスト備忘録に選択転記するやりかたの方がずっと効果的です。それならば、薄手のリフィルにこだわる必要はない。時系列の古い、転記を終えたものは保存用のバインダに移してしまえばよい。というわけで、やや厚手の紙質を持った、パイロットのリテバ-925というMemorandumにしています。これなら、万年筆でも裏うつりしません。

もう一つ。上向きにも書けるボールペン「パワータンク」のインクが切れました。交換用インク・リフィルを購入しておかなければ。メモ用途を中心として、前回の補充はほぼ半年前でした。

(*):新しい手帳を購入する
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