電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

披露宴の祝辞を考えるとき

2012年03月25日 06時02分42秒 | Weblog
近頃は、結婚披露宴もごく内輪にとどめ、昔風の披露宴をする人が減ったように思いますが、形式にかかわらず、お祝いごとによばれるときは気持ちが弾みます。それでも、年齢のせいか、若い人の結婚披露宴で祝辞を依頼されることがあり、文面を考えるのに四苦八苦します。型どおり、新郎新婦への祝意を延べ、ご両親や親族へもお祝いを述べてから、自分の立場を自己紹介し、新郎新婦との関わりや日常的なエピソードを通じて人柄を紹介、先輩として結婚生活の経験談などを話してまとめる、というものになることが多いようです。

基本はそのとおりでも、表現には気をつかいます。どんな言葉を使うかによって、受けるイメージはだいぶ異なります。浮ついた美辞麗句を並べても心がこもらないし、あまりに露骨な暴露話ではひんしゅくをかうでしょう。長すぎず短すぎず、皆さんが心温まる祝辞になるようにと、配慮すべき事項ばかり思い浮かび、肝心の言葉がなかなか出てこない。

ふと思い立って、当人を共通に知る人たちに、どんな言葉がもっともよくあてはまるか、またどんな言葉を贈りたいか、取材してみました。そうしたら、多くの人たちが抱いているイメージがかなり共通であることがわかり、少しばかり驚いた次第。よし、これでいこう、と決まると、なんとか文章がまとまりはじめました。よかった!

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