電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

雨のため2日がかりで果樹園の草刈りを終えた

2023年07月22日 06時00分20秒 | 週末農業・定年農業
梅雨期は、草の伸び方が半端じゃない勢いです。その理由は、

  • 光  直達日射量(*1)が年間で最も大きい時期である
  • 温度 気温が高い時期である
  • 水  降水量が多く、一定期間ずっと降り続く

という具合に、光と温度と水の三要素がまんべんなく満たされる時期なのですから、これはもう、草にとっては最高の環境でしょう。農家にとっては、作物の生育にはありがたいが草の伸びのほうはありがたくない(^o^)/

1本1本、草を手で抜いていたら、とてもじゃないけれど草に負けます。そこで、果樹園の面積では機械力の導入がどうしても必要になります。とくに水田に隣接する場合は、斑点米カメムシ対策のために、とりわけ草刈りにはうるさい時期ですので、6月中旬のこの時期にどうしても草刈りを終えておかなければなりません。

先日、少し離れた園地の草刈りを始めたところ、動力刈払機で農道の法面を刈り終えたタイミングで激しい雨に見舞われて撤退しました。



まあ、農道から園地に降りるところはきれいになりましたので、翌日の好天を幸いに続きは乗用草刈機で。



収穫を終えたサクランボで、枝が垂れ下がっているところは首がひっかかると危険ですので、まず園地全体をノコギリで切り取って回ります。リンゴと桃は枝が垂れ下がっているところがありますので乗用草刈機でできないところは後で刈払機できれいにすることとして、とりあえずきれいになりました。



うん、これくらいきれいにしておけば、当面は大丈夫だろう。もっとも、斑点米カメムシを隣接する水田に追い込まないように、7月末から8月末にかけての草刈りはできなくなります。8月下旬の川中島白桃の収穫には少々差し支える面があるのですが、ぎりぎりまで我慢するとしても、収穫作業に必要な最低限の草刈りは必要です。幸いに自宅裏の果樹園は水田隣接園地ではないので、そうした事情はありません。まずは自宅裏の桃を収穫し、一段落したらもう一つの園地に移るという段取りで、このへんの日程をクリアする予定です。

(*1): 日射量〜Wikipedia の解説より
(*2): ちなみに、1990年頃以降、日本国内では日射量が増加してきているのだそうです。 直達日射量の観測値はおよそ10MJ/㎥から11MJ/ ㎡になっており、 およそ10%の増加であるといいますから、最近の猛暑酷暑の裏付けとなるデータかと思います。〜久留米工業大学研究報告、池鯉鮒 悟〜


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