(J.S.バッハ、Wikipediaより)
バッハの「フーガの技法」は、ある意味、不思議な音楽です。もともとはチェンバロなどの鍵盤楽器がオリジナルなのだそうですが、楽譜に演奏する楽器の指定がないために、いろいろな楽器の組み合わせで演奏されているのだそうな。だいぶ前に、廉価盤で親しんだリステンパルト指揮ザール室内管弦楽団による録音を取り上げ、記事にした(*1)ことがありますが、ときどきこの不思議な音楽を聴きたくなることがあり、見つけたのがこれ、人の声で始まる「フーガの技法」です。しかも、先日、山響定期でベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を聴いた佐藤俊介さんのお顔も見えるではないですか。そうか、たしかネーデルランド・バッハ・ソサエティのオーケストラのコンサートマスターだったんだなあ。今更ながら、再認識。
Bach - The Art of Fugue BWV 1080 - Sato | Netherlands Bach Society
うーむ、正確に言えば「人の声で始まる」だけでは正しくない。スキャット風もある「声楽が加わった」フーガの技法。管楽器だけのところもたいへん魅力的ですし、弦楽器もヴァイオリン族だけでなく、ヴィオール族というのでしょうか、ギターのようにフレットを持ち、チェロのように抱える楽器群も加わっています。長生きしたバッハの最後の作品だったかもしれません。相変わらず不思議な雰囲気を持つ音楽ですが、かなり新鮮な感じがします。
(*1): J.S.バッハ「フーガの技法」を聴く〜リステンパルト指揮ザール室内管〜「電網郊外散歩道」2010年12月
バッハの「フーガの技法」は、ある意味、不思議な音楽です。もともとはチェンバロなどの鍵盤楽器がオリジナルなのだそうですが、楽譜に演奏する楽器の指定がないために、いろいろな楽器の組み合わせで演奏されているのだそうな。だいぶ前に、廉価盤で親しんだリステンパルト指揮ザール室内管弦楽団による録音を取り上げ、記事にした(*1)ことがありますが、ときどきこの不思議な音楽を聴きたくなることがあり、見つけたのがこれ、人の声で始まる「フーガの技法」です。しかも、先日、山響定期でベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を聴いた佐藤俊介さんのお顔も見えるではないですか。そうか、たしかネーデルランド・バッハ・ソサエティのオーケストラのコンサートマスターだったんだなあ。今更ながら、再認識。
Bach - The Art of Fugue BWV 1080 - Sato | Netherlands Bach Society
うーむ、正確に言えば「人の声で始まる」だけでは正しくない。スキャット風もある「声楽が加わった」フーガの技法。管楽器だけのところもたいへん魅力的ですし、弦楽器もヴァイオリン族だけでなく、ヴィオール族というのでしょうか、ギターのようにフレットを持ち、チェロのように抱える楽器群も加わっています。長生きしたバッハの最後の作品だったかもしれません。相変わらず不思議な雰囲気を持つ音楽ですが、かなり新鮮な感じがします。
(*1): J.S.バッハ「フーガの技法」を聴く〜リステンパルト指揮ザール室内管〜「電網郊外散歩道」2010年12月
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