コロナ禍の中、2020年に音楽之友社から刊行された単行本で、茂木大輔著『交響録〜N響で出会った名指揮者たち』を読みました。著者は1990年11月〜2019年3月までの29年間、オーボエ奏者としてN響に在籍しておりますので、私が「N響アワー」を熱心に聴き、録画もしていた時期にも重なります。N響のオーボエというと、紅一点、小島葉子さんの姿を思い出しますが、その隣りにいた人がそうだったのかと、妙な認識の仕方をしました。
本書には実に多くの指揮者のエピソードを紹介していますが、私にとっても印象の深い人を挙げるとすれば、次の三人になるでしょうか。
このあたりは、NHK教育テレビ「N響アワー」で実際に感じたところと共通するところがあります。サヴァリッシュやスイトナーは別格としてですが、私にとっても特に印象的な指揮者です。
(*1): 鶴我裕子『バイオリニストは目が赤い』を読む〜「電網郊外散歩道」2010年4月
(*2): プレヴィンとN響のモーツァルト「ピアノ協奏曲第24番」〜「電網郊外散歩道」2007年10月
(*3): ネルロ・サンティとN響でチャイコフスキー「交響曲第4番」を聴く〜「電網郊外散歩道」2006年7月
本書には実に多くの指揮者のエピソードを紹介していますが、私にとっても印象の深い人を挙げるとすれば、次の三人になるでしょうか。
- ホルスト・シュタイン 〜楽員に最も愛された親方指揮者〜 そういえば、N響のヴァイオリンの鶴我裕子さんも「理想の男性」と絶賛(*1)していました(^o^)/
- アンドレ・プレヴィン 〜ユーモアと笑顔、「もう一度。しかし今度はご一緒に」〜 私も記憶にあるのは、モーツァルトのピアノ協奏曲を弾き振りしたときの演奏(*2)。特にゆっくりした楽章での、愛情にあふれた音楽。
- ネルロ・サンティ 〜アドリア海の見える練習@NHK交響カラオケ〜 歌手がまだいない初日の練習では自分で歌ってしまう チャイコフスキーの4番で素晴らしい演奏を聴かせてくれた(*3)
このあたりは、NHK教育テレビ「N響アワー」で実際に感じたところと共通するところがあります。サヴァリッシュやスイトナーは別格としてですが、私にとっても特に印象的な指揮者です。
(*1): 鶴我裕子『バイオリニストは目が赤い』を読む〜「電網郊外散歩道」2010年4月
(*2): プレヴィンとN響のモーツァルト「ピアノ協奏曲第24番」〜「電網郊外散歩道」2007年10月
(*3): ネルロ・サンティとN響でチャイコフスキー「交響曲第4番」を聴く〜「電網郊外散歩道」2006年7月
この本は、僕も読みました。茂木大輔さんは、文章が上手で、一気に読了したことを覚えています。こういうエッセイとしては破格に面白いのではないかという感想を持ちました。
書かれているように、僕も、ホルスト・シュタイン、アンドレ・プレヴィン、ネルロ・サンティに関心を持ちました。
N響アワーで、プレヴィンやサンティの演奏を聴かれたとこのことで、羨ましいです。最近、N響の定期演奏会を録画して、気になるものをたまに観ているのですが、充実している演奏会が多く、テレビでも楽しめると喜んでいます。