本当は2024年の記録と回想は当該年の暮に行うのが良いのでしょうが、記事ネタに困らなかったせいか、もれてしまいましたので、新年の今頃になってから整理をしてみます。
読書記録は、1989年からバイブルサイズのシステム手帳に記録しておりましたが、最近はシステム手帳の重さが無視できなくなり、リフィルだけをLIHIT LAB. の Aqua Drops という小型のファイルに移し、読書記録ノートとして継続しております。これはあくまでも年月日と著者名・書名と刊行社名を記録するもので、内容の覚え書きはA5判の備忘録ノートに書き留めるか、数行程度の簡単なものはテキストファイル備忘録に書き込んでもいます。1件1論理行で記入し、データ構造は3つのフィールドからなり、フィールドの区切りは半角スペースとして、こんなふうです。
例:YYYY/MM/DD タイトル 内容〜(Enter)
2024/10/10 ベートーヴェン・ハウス編『第九と日本:出会いの歴史』読了 ベートーヴェン・ハウス編『第九と日本:出会いの歴史』を読了した。徳島県の捕虜収容所での演奏会の記録を、謄写版印刷による見事なプログラムから探ったもの。
とくに印象の深いものはブログの記事にしておりますので、ブログを検索することで内容を思い出すこともあります。今回の趣旨は2024年の読書記録ですので、テキストファイル備忘録から awk スクリプトで抽出、日付順にソートしてみます。
$ awk -f book.awk memo2024.txt | sort
ちなみに、book.awk とは、第2フィールドに「読了」という語を含むレコードを探し出し、第1フィールド(日付;YYYY/MM/DD)と第2フィールド(著者名『書名』を読了、という形式)を出力し、データ数をカウントして合計を報告する、という簡単なスクリプト(*1)です。その結果は、
2024/01/17 『新版・薪ストーブ大全』読了
2024/01/19 キリーロバ・ナージャ『6カ国転校生ナージャの発見』読了
2024/02/03 宮本常一『山と日本人』読了
2024/02/09 佐藤厚志『荒地の家族』読了
2024/02/22 田原開起『百姓と仕事の民俗』読了
2024/04/17 五日市哲雄『大豆の科学』読了
2024/04/27 和田茂夫『魔法のスプレッドシート』読了
2024/05/10 宮城谷昌光『公孫龍(1)』読了
2024/05/11 宮城谷昌光『公孫龍(2)』読了
〜(中略)〜
2024/12/07 香月美夜『本好きの下剋上』短編集IIIを読了
2024/12/29 東圭一『奥州狼狩奉行始末』読了
2024/12/31 朝井まかて『先生のお庭番』読了
合計 19 冊
となりました。おおむね読後感をブログ記事にしていますが、中には割愛したものもあります。
うーむ、昔と比べてかなり読了数が減っているなあ。通勤の時間もかかっていたのに、勤め人だった昔のほうが本を読んでいるというのは何を意味するか。一つは晴耕雨読とは言いながら、やはりフルに畑仕事をすると体力的にきつくなってきており、バタンキューと寝てしまうというのがあります。もう一つはタブレットを購入後、『本好きの下剋上』以外のライトノベル(*2)も読むことがあり、えんえんと連載されているものを読んでいるといつまでも読了にならない、という理由もあります。まあ、それなりに楽しめているのだからいいとしておきましょう(^o^)/
(*1): プログラミング言語は今も有効か〜awkのパーソナルな実用性〜「電網郊外散歩道」2011年4月
(*2): 例えば日向夏『薬屋のひとりごと』、カレヤタミエ『捨てられ公爵夫人は、平穏な生活をお望みのようです』など。
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