劇団「うない」でも乙姫劇団でも観たことがありますが、面白いです。シンデレラ物語の沖縄芝居の登場です。伊良波尹吉の作品で、斬新。伊良波の創作のアンテナの広さに驚きます。着想した物語を沖縄演劇の型に塗り替えていくその才覚は現代に続いているローカル・グローバルの実例ですね。 正直な所、国立劇場おきなわの大劇場は従来上演されてきた劇場に比べても豪華すぎて、出演者も臣下を増やすとか、テキストレジ―や演出に従 . . . 本文を読む
100年に一人の名優、真喜志康忠の芸に違いない。現在の沖縄の実演家の中に氏を超える逸材が育つだろうか。玉城盛義さんや神谷武史さん、嘉数道彦さんにしても、真喜志康忠を超える芸は厳しいのかもしれない。時代の層、厚さが異なる。まして康忠氏ほどの演技に対する、身体芸術、総合芸術に対するあくなき探究がどれほどなされているか、疑わしい。体系化された芸能のヒエラルキーへの野望や情熱と保身の中から、温故知新にして . . . 本文を読む