曼珠沙華はこの島ではほとんど見られない。気候ゆえだろうか。しかし公園の雑草の中に咲いているのを見つけた。
誰かが意図的に球根を植えたのだろう。ぽつりぽつりと離れて3つの花が見えた。
曼珠沙華は赤く妖しい雰囲気を醸す。幽鬼染みて見える。狂おしい何かを感じさせる花だ。
沖縄のある場所に一斉に咲いているのかもしれないのだが、よく来る公園にはいつも2、3本咲いているだけである。
馴染まない朱の色は、グソウバナと言われる仏桑花に似ている。
しかし仏桑花には妖しさは感じられない。否、朱の色は、曼珠沙華ほどではないが、どことなく妖しさはかもしている。
無数の花が咲く中で死を意識した人々が死にまつわるイメージを投影したのが曼珠沙華なのかもしれない。
同じ公園で、血の色の朱色のサンダンカが咲いている。
>お彼岸には必ずと謂って好いほど、この花は咲きます。父母や祖父母、曽祖父母を思い起... への返信
沖縄には『ブッソウゲ(仏桑花、Hibiscus rosa-sinensis, rose of China, Chinese hibiscus)は、アオイ科フヨウ属の低木。』扶桑花、仏桑華とも。沖縄では赤花ともいう。(ウィキピディア)
アカバナ―と言われています。
ハイビスカスとも言われ、多くの種類があります。オリジナルのアカバナ―は小花で真っ赤です。
曼殊沙華は妖しい美しさですね。
ある女性作家の小説を基にしたドラマを観て、ますます妖しい魅力を感じています。花は花の素性を語っているのでしょうか。