真喜志康忠脚本の『首里子ユンタ』が浦添市てだこ大ホールで11月3日、4日二回上演されます。HNKの「ちゅらさん」の再放送ともリンクしているのだろうか?「NHKが日本の芸能シリーズで全国放映することになっている」と、今朝、平良進さんからお聞きしました。てだこホールには収録のため五台の録画カメラが入るとのことです。それだけの大がかりの仕掛けでなされる『沖縄芝居』の上演です。この秋の目玉ですね。「首里子ユンタ」については以前作品論(ネットで読める)を書いたので、思い入れのある沖縄芝居です。八重山民謡の「首里子ユンタ」がいいですね。以前書いた論稿は少し手直しして、『沖縄演劇論集』の中に収録したいと考えています。
7年ぶりの舞台公演です。平良 進さんが二役、平良とみさんが三役に挑戦するこの舞台、御嬢さんがやはり主人公の小浜島の村娘ビルーの役に挑むとのこと、楽しみですね。
平良進さんと真喜志康忠脚本の著作権を補完しているお嬢さんのきさ子さんのお話をお聞きする機会があったのですが、何百万もの大がかりな舞台上演で、平良ご夫婦の心意気は高いです。2011年の12月16日に逝かれた名優真喜志康忠の3年忌の今年、とても心温まる再演になりそうです。改めて琉球舞踊、組踊、沖縄芝居に秀でた名優を心にとめる機会になりますね。ぜひ多くのみなさんにご覧になっていただきたい作品です。在りし日の琉球の歴史が彷彿されることでしょう。
八重山の小浜島と首里王府をからめてこの物語は、小浜島の現地妻と首里殿内の士族の間に生まれた少年が苦難を乗り越え、在番になり、実の母親に再会する筋書きになっています。母子の情愛、現地妻と政治のからくりが浮き彫りになります。母を探し求める子供のパッションとオペラ『蝶々夫人』の物語にも敷衍できるような「現地妻」のテーマですね。子供を本妻に引き取られる島ちゃびを生きる母親の苦しみは同じでしょう。ドラマの普遍性のありかが見えてきます。
「首里子ユンタ」のNHK放映を見て、
もっと詳しく知りたくて検索していて、
この記事を拝見しました。
拙ブログでこの記事を(簡単にですが)
ご紹介させていただこうと存じ
ご挨拶させて頂く次第です。
何度か訪沖の経験があり、
うちなーには少なからず関心を持つ者です。
また、これを機によろしくご交誼のほどをお許しいただければ幸いです。