勢いのある顔

選挙の顔（波）を見ると、新聞紙面で見る顔で結果がわかってくるような気がして、ユタになった気分！顔に表象される気は未来を指示しているのだと納得する。

集約され凝固された人間の魂、気がそこにあり、それが生きている生々しい人間の五感を捉える。気が溢れる表情があり、しぼむ表情がある。

選挙結果は、なるほどと思えた。しかし、それで日本国の防衛庁がほくそ笑んで押しかけてくる足音も聞こえてくるが、しかし、誤解しない方がいいかもしれないね。民意は県外へであり、普天間の早期撤去だと理解している。基地の重圧は耐えられない所まできているのである。選挙の争点、違いがあまりない時、有権者は目先の利害で動くのだろうか？

基地に縛り付けられた島の未来はどう展開していくのだろうか？このままではいけないはずで、膨大な基地を撤去する【反の拳】は宙に舞い続ける。それが島魂の住民の魂の闘いでもあるからだ。

新しい市長は基地撤去という大きな目標を無視しえないはずで、その方向性がずれると次はまたないに違いない。一挙に解決しない米軍基地撤去である。基地との共存はいいかげん終わりにしたいよね。それが本音だと思うのだが、幻想だろうか？地上戦で多くの人間が殺された。そして基地の島から多くの戦闘機が飛び立ち、多くの米軍人が戦艦にのり朝鮮半島、ヴェトナム、湾岸へと送られ、多くの命が消えた。加害の島＝キーストーン沖縄でもある。それを強いているのが日米政府である。それゆえに制服組が選挙にも介入してくる沖縄？やれやれ！

失われたものを取り戻す、修復する旅は長い。失われた故郷はどこをさ迷っているのだろうか？鉄条網のない、鉄の塊のない故郷の顔はどこに行ったのだろうか？故郷の顔はどこへ行った？