(朝6時半、鶯がが鳴いている池のあたり!)
5階のベランダに出ると、か細く、確かに鶯が鳴いている。近くでたくましくコオロギはリーりりりりりと鳴いている。キャンパスのいつものところではなく普段授業に近い駐車場に停めたので、今から池のあたりを散歩しながら車に戻ろうか?
朝の空気はいい。人影が見えない。小鳥たちのさえずりとコオロギの鳴き声があたりを制している。このしーんとしたキャンパスの光景を踏みしめながら駐車場に向かった。ふと足元を見ると、アフリカマイマイ、そしてミミズが動いている。そうか、夜中の雨のせいだ。生き物たちが溢れていることが不思議と小学生の頃の登校時の赤い粘土とミミズを思いだした。雨が降ると粘土道の地中にいたミミズが表に出てきたのである。久しくミミズを見たことがなかったのだ。タイルを敷き詰められた図書館前の空間、そこに一匹の小さなミミズがいた。土を食べて生きるミミズが雨で表に出てくる現象はどこでもありえるのである。かたつむりもそうだ。雨の恵みと生き物たち、やはりこの世界は不思議に満ちている。今朝のときめき!謝!
ミミズくん!
図書館前のタイル
朝の空
アフリカマイマイ、久しぶりに会いました!
東の空です!朝6時半頃!薄いピンクがいいね!
不思議と徹夜だったが眠たくない。これで大丈夫ということはないと思うがー、改めて田辺尚雄が目撃した台湾や沖縄の戦前の音楽、芸能などの記録を読むと、その緻密さに驚く。すごい音楽研究者ですね。芸能の中心であった辻と氏ははっきり書かれている。芸能の中心=辻である。1922年(大正11)に経験した沖縄の姿は、まさに、戦前の音楽美が捉えられている。眼差し、眼差しを浴びる対象、田辺さんの目線の柔らかさがあふれているようだ。