志情(しなさき)の海へ

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野田さんの人徳?本気のパッションがもたらす物の【正体】

2011-08-31 00:19:23 | 政治の潮流
パソコンの前に居ながら隣室のテレビから民主党党首立候補者の演説が聞こえてきた。おやっと思ったのが野田さんだった。ドジョウの比喩と朝顔の比喩が面白いなと思った。また声に迫力があると感じた。普段から声にコンプレックスを持っているゆえに、なぜか声には敏感になっている。声がずっしりと聞こえてきたがその声音に真実味といおうか凄みが感じられた。ドジョウのようにとくりかえすことばがあり、また暗くて静かな環境の中で朝顔がきれいに咲くのだとの喩も現在の災害(人災)に襲われた、まだ解決の目途が見えない日本の在り様をまた示唆し、そこに希望をもたらしたいという思いが伝わってきた。

海江田さんの声音はどことなく弱弱しげで芯になる強固なものが感じられなかった。前原さんは過去の不始末から話していたが、同じく声音に底力を感じさせるものではなかった。全員の演説に注意深く耳を澄ませたわけではないので、5人の方の弁舌の優劣を比較できないが、ただ心にしみてくる声音と言葉の比喩が興味深いと思っていた。そしてなんとなく予期したように野田さんが選ばれた。人のもつ情熱は声音や表情総べてに現れるのだということはその通りなのだろう。ことばの比喩力に驚く。

ことばには力がある!

重厚な姿勢・パッションがどうこの難局にある日本を立て直していくのだろうか?

こと沖縄の普天間基地問題に関しては従来通りのアメリカ追従の姿勢はあからさまで、沖縄ではまた政治的闘いの厳しい日々が続くということになる。名護市長の稲嶺さんは率直に懸念を話していた。辺野古に普天間のヘリ基地を移設するという従来の沖縄たらいまわしはもういいですよね。

基地のない沖縄を夢見よう!基地のない沖縄は緑で潤い海や空の自然の中から新たな産業を生み出していける。
先住民族権を行使し、独自のスタンスに立てば、土地やその文化・言語保存・継承の国連で保障された権利の中で主体的に未来を選択していくことも可能である。

日本の将来の在り様、政治的リーダーのスタンスは即琉球諸島に跳ね返ってくる。しかしこれ以上基地を造らせてはならない。強制的に収容され基地化された土地を奪取する闘いは続く。

野田さんの声の響きは中央政府の本土に向けられた声音、そこに基地の重圧に苦しむ沖縄へ向けられた声音や眼差しはあまり感じられない。日本の中の沖縄を生きる時、日本の中の国内植民地を生かされることに他ならないという構図がなりたっている。そこに風穴が開けられるのだろうか?

柔軟な新しい思考の回廊はどこに見出されるのだろうか?日本沈没は望まない。日本の可能性は沖縄を180度転換させる政策の中にあると思える。未来の可能性は信じたい。嘘でも信じなければ明日に向き得ない。

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