EACI News Weekly 第56号(2月5日号)
東アジア共同体研究所(East Asian Community Institute )
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【目次】
【1】《今週のニュース 1/30-2/6》
政治(3)、経済(3)、国際(3)、社会(2)
【2】《UIチャンネル放送予告 No.139》
2月8日(月)20時 第139回UIチャンネル生放送
鳩山友紀夫×孫崎享対談
http://live.nicovideo.jp/watch/lv251451330
【3-1】《EACIレポート》
鳩山由紀夫理事長が講演「鳩山元総理が明かす『辺野古新基地』の真相」
(主催:日本ジャーナリスト会議、マスコミ9条の会)
【3-2】《EACIレポート》
季刊『Fraternity フラタニティ』が発売 友愛を基軸に活憲を!
【4】《研究員コラム》
緒方修(東アジア共同体研究所 琉球・沖縄センター長)
「福州紀行」
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【1】《今週のニュース 1/30-2/6》
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【政治】
■首相 「自衛隊憲法違反の疑い」状況なくすべき
(NHK 2016.2.3)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160203/k10010395571000.html
■民主に「成果何もない」 改憲論議、いらだつ
(毎日新聞 2016.2.5)
http://mainichi.jp/articles/20160205/ddm/005/010/059000c
■普天間会議の開催要請 宜野湾市長、菅氏らに
(琉球新報 2016.2.5)
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-216358.html
【経済】
■TPP参加12か国、協定文に署名 米大統領「21世紀の交通ルール」
(AFP通信 2016.2.4)
http://www.afpbb.com/articles/-/3075675
■全農産品で関税撤廃の恐れ TPP協定案を弁護士ら分析
(東京新聞 2016.2.2)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201602/CK2016020202000136.html
■TPPで国際連帯を アジア4か国がシンポ
(農業協同組合新聞 2016.2.1)
http://www.jacom.or.jp/nousei/news/2016/02/160201-29043.php
【国際】
■米の新国防予算 ロシア阻止で4倍、ISIS掃討で2倍
(CNN 2016.2.4)
http://www.cnn.co.jp/usa/35077416.html?tag=top;topStories
■ジカ熱と、南アメリカの「中絶と宗教」をめぐる混乱
(WIRED 2016.2.5)
https://wired.jp/2016/02/05/zika-virus/
■春節帰省ラッシュを大雪直撃 ダイヤ乱れ15万人足止め
(朝日新聞 2016.2.3)
http://www.asahi.com/articles/ASJ235HP4J23UHBI02D.html
【社会】
■戦争忘れない 強い思い 両陛下、フィリピンから帰国
(東京新聞 2016.1.31)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201601/CK2016013102000118.html
■雨の中「沖縄を返せ」 辺野古ゲート前、歌で抗議
(琉球新報 2016.2.5)
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-216430.html
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【2】《UIチャンネル放送予告 No.139》
2月8日(月)20時 第139回UIチャンネル生放送
鳩山友紀夫×孫崎享対談
http://live.nicovideo.jp/watch/lv251451330
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2月8日(月)20時からの第139回UIチャンネル放送は、鳩山友紀夫×孫崎享対談を生放送でお送り致します。
番組内では質問を受け付けておりますので、コメント欄またはinfo@eaci.or.jpまでお寄せ下さい。
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【3-1】《EACIレポート》
鳩山由紀夫理事長が講演「鳩山元総理が明かす『辺野古新基地』の真相」
(主催:日本ジャーナリスト会議、マスコミ9条の会)
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2015年2月4日、鳩山由紀夫理事長は日本ジャーナリスト会議・マスコミ9条の会主催講演会「鳩山元総理が明かす『辺野古新基地』の真相」にて講演致しました。
講演の様子はコチラから→
https://www.youtube.com/watch?v=isiKM08K-hI
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【3-2】《EACIレポート》
季刊『Fraternity フラタニティ』が発売 友愛を基軸に活憲を!
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メルマガ第52号でも案内しました季刊『Fraternity フラタニティ』がいよいよ発刊されました。東アジア共同体研究所の鳩山友紀夫理事長や孫崎享所長、高野孟研究員等が登場しています。年4回発行の定期購読は税込み3,000円、第一号のみは800円にてお買い求めできます。(メール:logos@lake.ocn.ne.jp fax :03-5840-8544)。
【第一号目次】
政局論評 日本政治の岐路・2016年の年頭に
特集
自衛隊とどう向き合うか
村岡 到 「非武装」と「自衛隊活用」を深考する
松竹伸幸 護憲派の軍事戦略をめぐって
泥 憲和 安保法制批判側が国民の支持を得られない理由
書評 『安倍首相から「日本」を取り戻せ!』
『自衛官が共産党市議になった』 皆川朋枝
東京都心で大地に感謝する収穫祭「土と平和の祭典」 松本直次
今村幸子 若者の意見① なぜSEALDsに入ったか
編集長インタビュー 孫崎 享 東アジア共同体が活路
高野 孟 ジャーナリストの眼①
地域から活憲を① ねりま9条の会
世界の深刻な危機 11・13パリの惨劇 中国「赤色警報」
沖縄は今
脱原発へ
信じる道を生きる① 北島義信
TPPを何としても止めよう! 山田正彦
岡田 進 ロシアの政治経済思潮 ①
澤藤統一郎 私がかかわった裁判闘争 第1回
岩手沿岸の「浜の一揆」訴訟
兵庫県震災復興研究センターの21年 出口俊一
友愛を受け継ぐ人たち① 友愛労働歴史館 佐藤和之
わが街の記念館① 賢治とモリスの館 大内秀明
10・4シンポジウム報告
「日中友愛外交の道を探る」会場あふれる熱気
特別発言 鳩山友紀夫
学会の報告 石橋湛山研究学会 社会主義理論学会
世界友愛フォーラムの活動①
DHCスラップ訴訟・東京高等裁判所第1回公判
第2号予告
この本で論議の渦を 村岡到著『文化象徴天皇への変革』
あまりの「斬新」さに驚く 澤藤統一郎
書評 鷲野忠雄『検証・司法の危機』 西川伸一
浅野純次のブックレビュー①
古典に学ぶ 尾高朝雄『法の窮極に在るもの』
この人を知っていますか① 川崎平右衛門 蔦屋栄一
『フラタニティ』への期待と注文
ロゴスに届く情報 編集長だより
編集長としての覚悟 村岡 到
編集後記(探理夢到)
詳細は発行元ロゴスHPへ
http://logos-ui.org/fraternity.html
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【4】《研究員コラム》
緒方修(東アジア共同体研究所 琉球・沖縄センター長)
「福州紀行」
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先週から中国・福建省を訪問した。(以下、渡航前に執筆)
福州では琉球館、琉球人墓地、福建師範大の琉球研究グループと交流。さらに孫文研究会との意見交換を行う。続いて山奥へ移動する。
広東省近くの永定県の山の中には世界遺産・福建土楼がある。客家円楼として有名だ。―黄河流域に住んでいた客家は、5~6回にわたって南に移動する。永定にたどり着いた者たちはその後、定住したグループと琉球の久米村へ行ったグループに分かれる。
最終日には長楽市の鄭和記念館を訪れる。長楽こそ、琉球の進貢使節が到着する港(五虎門)があった所である。ちなみに数年前に、中国からの密航者がこの近辺から海へ乗り出して、ニュースになっていた。
前記のいずれの土地も琉球とは歴史的に、そして今でも密接な縁がある。
そもそも今回の福建省行きが実現したのは、福建省と沖縄との交易会がきっかけであった。昨年沖縄コンベンションセンターで行われた交易会に人民代表・林雲氏が参加した。氏は漆の展示会を各国で展開したい、と言う。日本ではまず沖縄で、という希望だった。鳩山理事長の訪沖日程に合わせ滞在を延長してくれた。本格的な美術展の開催は、沖縄では県立美術館と浦添美術館しか出来ない。特に漆の展示は浦添美術館が有名だ。会場確保が難しく開催は2年くらい後になるだろう。実現すれば東アジア共同体の文化面での強化になる。
昨年はアジア麺ロードを開催した。これからも食について東アジアをまたぐイベントを企画したい。
言い忘れたが、アジア食文化研究会の平川宗隆氏(学術博士)も今回の福建省訪問に同行する。氏の希望でヤギを一頭殺し、さばいて、料理するまでを記録に収める。さらに沖縄のキッパンという甘いお菓子(福建ルーツと見られる)の作り方も学んで来る。
国境を越えた世界遺産の可能性
そうだ、世界遺産のことも忘れてはいけない。これが実現すれば画期的なことになる。「琉球王国のグスク及び関連遺産群」が世界文化遺産に登録されたのは2000年のことだ。登録基準10項目のうち、、、が適用された。だけ記すと、「日本、朝鮮半島、中国本土、東南アジアとの中継貿易は、琉球王国の文化にも大きな影響を与え、各地との文化交流の上に独自の発展を遂げた。」
登録基準は、1993年に登録された「法隆寺地域の仏教建築建造物群」にも適用された。8世紀に建立された東院の夢殿、伝法堂などには唐の影響がよく表れている。つまり大陸と日本の交流の様子が確認できる。
法隆寺と琉球の違いは、交流の年代が比較的新しいことだ。
前回も書いたように琉球と中国との間には冊封・進貢体制が500年も続いた。明治の初期まで進貢使が北京の宮廷を訪れていた!
そしてここが大事な所だが、福州には琉球館跡、琉球人墓地が現存する。国境を越えた世界遺産登録が実現するのではないか。ヨーロッパにはその事例に事欠かない。「アルプス山脈周辺の先史時代の掘立柱住居群」は6カ国にまたがっている。「シュトルーヴェの測地弧」に至っては北はノルウェーから南は黒海まで10カ国をつなぐ。
日本の世界遺産は19件。その中で国境を越えて登録可能なのは、沖縄と福建省を今につなぐ「琉球王国のグスク及び関連遺産群」しかない。関連遺産が現に福州にある。追加登録、範囲拡大、というやり方で日中協力して登録申請すればよい。
法隆寺と唐の都は、1千年以上も前。沖縄は・・福州市と那覇市、泉州市と浦添市は姉妹都市協定を結んでいる。
以上のことを福州琉球館の関係者と意見交換するつもりだ。
成果は次回以降レポートする。
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