
沖縄県立藝術大学の可能性は大きい。次はもっと比較研究を深めてほしい。西欧演劇と沖縄演劇の比較講座など教えたいが、「比較表象文化論」としてー、芸大学長さま、よろしくお願いします!西欧の受容と沖縄演劇などテーマにまとめる予定。アジア演劇の裾野も広く深い。その論文集(世界の研究者の論稿)には沖縄の近代演劇や芸能の歩みをまとめている最中だが、想像以上に世界は沖縄の身近にある。グローカルである。こちらは、理論的な考察が遅れている。ハワイや欧米の研究者がすでに取込んできつつある。こちらからの応答が弱い。比較的視点の強度が試されている。芸大で以前「演劇概論」を教えたことがあるが、実演は熱心でも理論をなおざりにする傾向がある大学でもあろうか?また多くの演劇作品を読む必要もあろうかと思うが、そこも芸大は弱いね。世界へ発信する時、世界演劇の潮流を教養レヴェルでも理解する必要があるのだろうが、アメリカのプロジェクトに比べて、どこか遅れているイメージだ。3年間、世界演劇学科に所属した大学院時代だったが、実に多様な舞台を見た。ロシア、ポーランド、インド、中国、ブロードウェイ、ブラジル、日本の鈴木忠志のトロイアの女なども含め。さて世界は廻る。世界の中の沖縄芸能であり沖縄演劇の時代の到来である。そこからまたどう羽ばたくか?センスアップですね!