身近な若者が声をかけてきた。「これを見てごらん」と、見せられたのは2チャンネルの掲示板でありニコニコ動画である。若者たちのストレートな反応にため息がもれた。ある面即時的に彼らが感応したことばが投げられる。人はそれぞれの体験と六感である種の真実を察知する能力を持っている。その察知した対象への知見をどう活かしどう自分のものにするのかはそれぞれで、直感的真実が殺されもされ活かされもするのは古今東西同じだと推定できる。
しかし、彼らが敏感に批判しているのはつまり東電の幹部であり政府の中枢の無能ぶりであり、戦時中にもあった上部階層の逃げの姿勢への痛烈な批判の眼差しである。原発問題も幹部は、原子力安全保安委員会はその場にいない!なぜおまえらが率先して現場で立ち向かわないのかと若者たちは権力構図に噛みついている。また石原慎太郎の【天罰】発言に対してもお前に天罰が下るだろうとか、義援金の額にも関心は寄せられる。アグネスチャンは織鶴一つ(けちだとコメント)、ジャパネット5億円などーー。大企業よりジャパネットは凄いね、などーー。企業がどうこの未曽有の災害に支援しているか、彼ら若者は敏感にワッチしていることがわかる。つまり彼らは社会の強者(大企業や恵まれ族)の一挙手一投足(一挙一動)を注目し、即座に反応している!ということにため息が出る。だから某原発会社で定年間際まで働いた男性が死を覚悟で福島原発に手をあげて支援に駆けつけるという事例には、あっぱれ、英雄の登場、やがて映画化だな、と話が膨らんでもいく!(自己犠牲的ヒロイズムに酔う点も確かにある。しかし逃げるお偉いさんたちよりはるかに優れた方々だと思う!)
逃げる幹部に対して正義感をもって危難に立ち向かう日本男児がいるということにまた涙するのである!メディアへの批判も厳しい。つなみ被害で死んだ遺体の前で号泣する家族にフジテレビのアナはマイクを向けてインタビューしたことなどにも噛みつく。「なんだお前非常識じゃないかとーー」。大手メディアの動向も見られているという事を当事者がどう認識しているかはともかく、またあるタレントがネットで義援金を呼び掛けた時、個人サイトの会員登録をしないといけないシステムに「奴は地震/津波災害で金儲けを企んでいる汚い奴だ」と批判する。
アメリカが意図的に(?)核搭載した第七艦隊、空母ロナルド・リーガンで来日していて、被害地への救援をしているが、それは日本を51番目の州と考え、日米関係がアメリカの利益に多するところがあるという国家的戦略であることは一目瞭然に見える。沖縄に米軍基地があること自体の災害・災難に日本中がまた目を向けてほしいのだが、1対100の人数比の中にあって、まだまだ2チャンネルやニコニコ動画はマジョリティーの若者の感性が大河だと考えられる。身近な若者もそのサイトを見ている限り、沖縄にいてその波をまた浴びていることが気にもなるが、日本という国総体の在り様への若者の批判の眼差しは好ましい。
メア日本部長発言に対してもアメリカを擁護して、論評の中でもむしろ中国の脅威をアピールする桜井よしこさんのような超日本ナショナリストの存在など、沖縄から見ると若者ほどの感性もない国際的センスであり、人間性だと思える。アメリカの若者は敏感にメアの日本や沖縄への差別感情を即座に受け止めたのである。さてアメリカの【国家利害に則した救援活動が軍事的行為とからまない】という保証はない!
2チャンネルやニコニコ動画に参入する若者たちのセンスがUPしてマイノリティの立場を考慮し、真に日本という国の開かれた未来を構築していく感性を磨いてほしい。例えばニコニコは八重山にやってきた自衛隊に【帰れ】とデモンストレーションする映像を流し、女性が出て「これは悲しい現実だ」とプロパガンダする。自衛隊が自国の国民の災害救助をし、例えば世界的に困窮を極めている地域の人間に救援の手をさし伸べる事はいいと思う。しかし自衛隊を与那国や八重山に派遣し、常駐することは桜井さんの「恐怖のセンス」のように中国とのテンションを高めることにしかならない。
(今時の高校:学園祭のファションショー【侍と忍者】)
平和な海域を創る努力をするべきであって、軍隊として自衛隊を常駐させることに八重山の【憲法9条を守る会】は反対しているのである。今の若者は合理的になっている。一方でネットのカルチャー文化は世界共通の記号や絵図を生み出している。国家の対立構造を乗り越える可能性をネット媒体は持っていると思うが、安易なナショナリズムは危険な結末に至る。それを避けるためにもウィキリークスのようなサイトに若者が直にアクセスして情報をゲットし、世界の状況を綿密に分析し、より友好的な世界・地球を模索することを、念じるばかりである。
身近な若者はある面、2チャンネルとニコニコ動画に汚染もされている感性(日本ナショナリズム)も見受けられる。それを越えて何が真実か、常にskepticalに見据える目を持ってほしいと、できるだけ対話を続けている昨今である。しかし彼から現代の若者たちの潮流を学んでいるのも確かである。その点で少し危惧しながら感謝もしている。ナショナリズムと排外主義はセットでやってくる。【沖縄ナショナリズム】に関しては、マイノリティーが自らの主権・自律権・意思決定の権利を思考(施行)するために当然必要なものだと考える。それはアメリカの民主主義の歴史/運動(黒人の自由/平等・フェミニズム運動)を視野に入れてもそうだ。【収奪してくるマジョリティーの権欲に対してどう立ち向かうか】常に試されている!世界の多くの収奪される政治・経済・文化的構造の中で呻吟する者たちと手を取りあう世界的認識(法制化)を培う努力が必要であるのだろう!
つまり沖縄は自らを世界に発信しなければならない。日本的基準を超えて、世界の世論に訴える努力である!日本の国内植民地、アメリカの軍事植民地としての実存・政治構造をひねもす世界の良識ある世論に訴える努力を続ける。もちろん身近な大国中国へもだ!以前、このブログでも論じたが、中国(明・清)は琉球王府を収奪したことは一度もない!のである。もちろん1949年以降の現代中国史をしっかり見据える必要はある!チベット問題や他の少数民族の動向、台湾、香港の問題も含めてーー!
ただ言えることは、沖縄の視点から見ると、日米は今でも沖縄を収奪し続けている!米軍基地はいらない!と、ニコニコや2チャンネルが沖縄の声を取り上げたらいいね!沖縄の人間の多くが辺野古への移設を拒否しているのである!島の未来を自らの意志で決定できない【理不尽なおかしい状況】を生かされている!この島は誰のもの?そこで生きている住民(民衆)のものである!日米の都合で利用される島ではなく、私たちの本来在るべき沖縄島(琉球弧)を取り戻したい!
一方、現沖縄県知事・仲井真弘多は辺野古の近くにすでに1500坪の土地を購入している!それは何を意味するのだろうか?
<高校の学園祭の壁、今時のセンス?>
しかし、彼らが敏感に批判しているのはつまり東電の幹部であり政府の中枢の無能ぶりであり、戦時中にもあった上部階層の逃げの姿勢への痛烈な批判の眼差しである。原発問題も幹部は、原子力安全保安委員会はその場にいない!なぜおまえらが率先して現場で立ち向かわないのかと若者たちは権力構図に噛みついている。また石原慎太郎の【天罰】発言に対してもお前に天罰が下るだろうとか、義援金の額にも関心は寄せられる。アグネスチャンは織鶴一つ(けちだとコメント)、ジャパネット5億円などーー。大企業よりジャパネットは凄いね、などーー。企業がどうこの未曽有の災害に支援しているか、彼ら若者は敏感にワッチしていることがわかる。つまり彼らは社会の強者(大企業や恵まれ族)の一挙手一投足(一挙一動)を注目し、即座に反応している!ということにため息が出る。だから某原発会社で定年間際まで働いた男性が死を覚悟で福島原発に手をあげて支援に駆けつけるという事例には、あっぱれ、英雄の登場、やがて映画化だな、と話が膨らんでもいく!(自己犠牲的ヒロイズムに酔う点も確かにある。しかし逃げるお偉いさんたちよりはるかに優れた方々だと思う!)
逃げる幹部に対して正義感をもって危難に立ち向かう日本男児がいるということにまた涙するのである!メディアへの批判も厳しい。つなみ被害で死んだ遺体の前で号泣する家族にフジテレビのアナはマイクを向けてインタビューしたことなどにも噛みつく。「なんだお前非常識じゃないかとーー」。大手メディアの動向も見られているという事を当事者がどう認識しているかはともかく、またあるタレントがネットで義援金を呼び掛けた時、個人サイトの会員登録をしないといけないシステムに「奴は地震/津波災害で金儲けを企んでいる汚い奴だ」と批判する。
アメリカが意図的に(?)核搭載した第七艦隊、空母ロナルド・リーガンで来日していて、被害地への救援をしているが、それは日本を51番目の州と考え、日米関係がアメリカの利益に多するところがあるという国家的戦略であることは一目瞭然に見える。沖縄に米軍基地があること自体の災害・災難に日本中がまた目を向けてほしいのだが、1対100の人数比の中にあって、まだまだ2チャンネルやニコニコ動画はマジョリティーの若者の感性が大河だと考えられる。身近な若者もそのサイトを見ている限り、沖縄にいてその波をまた浴びていることが気にもなるが、日本という国総体の在り様への若者の批判の眼差しは好ましい。
メア日本部長発言に対してもアメリカを擁護して、論評の中でもむしろ中国の脅威をアピールする桜井よしこさんのような超日本ナショナリストの存在など、沖縄から見ると若者ほどの感性もない国際的センスであり、人間性だと思える。アメリカの若者は敏感にメアの日本や沖縄への差別感情を即座に受け止めたのである。さてアメリカの【国家利害に則した救援活動が軍事的行為とからまない】という保証はない!
2チャンネルやニコニコ動画に参入する若者たちのセンスがUPしてマイノリティの立場を考慮し、真に日本という国の開かれた未来を構築していく感性を磨いてほしい。例えばニコニコは八重山にやってきた自衛隊に【帰れ】とデモンストレーションする映像を流し、女性が出て「これは悲しい現実だ」とプロパガンダする。自衛隊が自国の国民の災害救助をし、例えば世界的に困窮を極めている地域の人間に救援の手をさし伸べる事はいいと思う。しかし自衛隊を与那国や八重山に派遣し、常駐することは桜井さんの「恐怖のセンス」のように中国とのテンションを高めることにしかならない。
(今時の高校:学園祭のファションショー【侍と忍者】)
平和な海域を創る努力をするべきであって、軍隊として自衛隊を常駐させることに八重山の【憲法9条を守る会】は反対しているのである。今の若者は合理的になっている。一方でネットのカルチャー文化は世界共通の記号や絵図を生み出している。国家の対立構造を乗り越える可能性をネット媒体は持っていると思うが、安易なナショナリズムは危険な結末に至る。それを避けるためにもウィキリークスのようなサイトに若者が直にアクセスして情報をゲットし、世界の状況を綿密に分析し、より友好的な世界・地球を模索することを、念じるばかりである。
身近な若者はある面、2チャンネルとニコニコ動画に汚染もされている感性(日本ナショナリズム)も見受けられる。それを越えて何が真実か、常にskepticalに見据える目を持ってほしいと、できるだけ対話を続けている昨今である。しかし彼から現代の若者たちの潮流を学んでいるのも確かである。その点で少し危惧しながら感謝もしている。ナショナリズムと排外主義はセットでやってくる。【沖縄ナショナリズム】に関しては、マイノリティーが自らの主権・自律権・意思決定の権利を思考(施行)するために当然必要なものだと考える。それはアメリカの民主主義の歴史/運動(黒人の自由/平等・フェミニズム運動)を視野に入れてもそうだ。【収奪してくるマジョリティーの権欲に対してどう立ち向かうか】常に試されている!世界の多くの収奪される政治・経済・文化的構造の中で呻吟する者たちと手を取りあう世界的認識(法制化)を培う努力が必要であるのだろう!
つまり沖縄は自らを世界に発信しなければならない。日本的基準を超えて、世界の世論に訴える努力である!日本の国内植民地、アメリカの軍事植民地としての実存・政治構造をひねもす世界の良識ある世論に訴える努力を続ける。もちろん身近な大国中国へもだ!以前、このブログでも論じたが、中国(明・清)は琉球王府を収奪したことは一度もない!のである。もちろん1949年以降の現代中国史をしっかり見据える必要はある!チベット問題や他の少数民族の動向、台湾、香港の問題も含めてーー!
ただ言えることは、沖縄の視点から見ると、日米は今でも沖縄を収奪し続けている!米軍基地はいらない!と、ニコニコや2チャンネルが沖縄の声を取り上げたらいいね!沖縄の人間の多くが辺野古への移設を拒否しているのである!島の未来を自らの意志で決定できない【理不尽なおかしい状況】を生かされている!この島は誰のもの?そこで生きている住民(民衆)のものである!日米の都合で利用される島ではなく、私たちの本来在るべき沖縄島(琉球弧)を取り戻したい!
一方、現沖縄県知事・仲井真弘多は辺野古の近くにすでに1500坪の土地を購入している!それは何を意味するのだろうか?
<高校の学園祭の壁、今時のセンス?>